幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (3...

- 早川書房 価格 ¥ 756
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幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))


早川書房

価格(new/used): 756 円 / 192 円 より
発売日: (1979-04) アマゾン売上ランキング: 13159 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 19件

SFの古典
SFの金字塔はハインラインの「夏への扉」だと思うが、本作も一読してSFの古典たる
名作であると知れる。オーバーロードの目的とは何か?彼らの正体とは?と興味がそそられる
が、結末は意外なことになる。面白いので是非一読して欲しい。
追悼
突然現れた宇宙船によって、人類は孤独ではない事を知る。
オーバーロードの統治によって幼年期が終わり始め、徐々に変質していく社会と人類。
自分の拙い表現力ではこの作品の魅力を言いあらわすことは出来ない。


クラーク氏の作品はいわゆる設定や事象など、世界観で魅せる作品と言うよりも
底流に時代の移り変わりと関係なく存在する人間に対する普遍的なテーマがあった。
それが、今読んでも古さを感じさせない(もちろん、設定の古臭さは若干あるにしても)
理由なのでは無いかと思う。

衛星通信の原理について最初に論文を発表するなど、自身が優れた科学者であり、
SF作家であった氏は何よりも先ず優れた語り部であった。
彼の紡いだ物語によってどれほどの人間が影響を受け、後の社会を変えて行ったのか、
見当も付かない。
もう人類が氏の新しい物語に出会うことがもはや無いのがとても惜しまれる。

オーバーロード vs オーバーマインド
宇宙からオーバーロードが地球にやって来ます
彼らはすぐれた科学力を持っています
彼らの目的は何か
地球人はやがてオーバーマインドに進化します
物質を越えた精神生命体です
クラークの作品なかでも最高傑作だと思います
現在を見ているようで怖い
他のSFとはちょっと違った印象を受けました。

人間はオーバーロードに支配され、管理されていくのですが
やがてその管理の真相がわかるとただ絶望に打ちひしがれるしかない…
そして最後は人類はもやは何ものの意味を持たなくなる…
なんだか未来の私たちを見ているようでぞっとします。

ただ、違った印象を受けるため
この本は良くも悪くも評価が分かれる本だな、と思います。

とにかく、読み終わったあと、恐怖を覚えました。
これぞ、SF黄金期!
かなり昔に(創元推理文庫版を)読んだんですが、読み終わった時の感動はうっすらと覚えています。クラークよりアシモフやハインラインのほうが好きなんですが、これは好きです。私はクラークのように真面目すぎるSFは読むのに根気がいるたちなんですが、これは一気に読むことができました。読んで損はないと思います。SF小説にいちいち現実との整合性や理論的な解釈を求める心の貧しい人には評価されるかどうかはわかりませんが、SF小説(他のジャンルの小説も)を素直に楽しめる人にオススメします。