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世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
ハーラン・エリスン
早川書房
価格(new/used):
798 円 /
400 円 より
発売日:
(1979-01)
アマゾン売上ランキング:
65642 位 文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0
/ 総数: 20件
英語で読もう
英語(作者の母語)で読んだ方がすらすら頭にはいります。訳者を非難していません。
目次
世界の中心で愛を叫んだけもの/101号線の決闘/不死鳥/眠れ、安らかに/サンタ・クロース対スパイダー
鋭いナイフで/ピトル・ポーウォブ課/名前のない土地/雪よりも白く/星ぼしへの脱出
聞いていますか?/満員御礼/殺戮すべき多くの世界/
ガラスの小鬼が砕けるように/少年と犬
私はこの作品はヒューゴやネビュラをとるとは、過大評価ではないかと思いました。
理由は先が読めてしまうことから。斜に構えて読む自分が悲しい。ほんと。
また残念なことに、この作品群を読む前に「眠れない夜に読む本」(?)とかその他諸々で似たような話を
先に読んでしまっていた。早くこの本を読んでいればなあ。
暴力と狂気と愛と、作品群はバラエティーに富んでいます。異常と正常の境目ってなに?
おすすめは、「眠れ、安らかに」です。
これって、アメリカそのものでないの?
SFってのは、思わせぶりなタイトルの本が多くて非常に惹かれてしまうんだけど、
それが某メロドラマに繋がってしまうのだから、世の中わからない。
これも非常に引っかかるタイトルの本で思わず手に取った。
内容は、SFと思うと理屈が勝っていない点でやはり難解ではありつつも
面白いと思う。
今頃になって、思ったのはこれって、かつての欧米や冷戦時代の2台超大国、今のアメリカ
の話に思えてしょうがない。
囲まれた世界の外で、自国の思惑で紛争の火種を撒き散らしていたわけですから。
未来に続く暴力の種が撒き散らされた後で、平和が来るのは絶望的に遠くなってしまったわけで。
平和を望むなら、遠くに捨てるのでは、自分らでケリをつけるべきだとね。
まぁ、事件が起きて対岸の火事ではなくなっても、あいも変わらず火種を
撒くアホな大統領がいたわけだが。
無音
新世紀エヴァンゲリオンのタイトルでももじられたこの作品を、ずっと、読んでみたいと思っていました。
SFなどという区切りを、わたしはあまり気にしません。読めるものは読む、というような、ジャンルはあまり気にしないニンゲンでして。
ひどく難解な、ぐちゃぐちゃどろどろとした、批判やら風刺やらなんやらが交じり合った、不思議な作品。それがわたしの第一印象でした。
みなさんがおっしゃるように、時間軸や設定が入り混じり、すべてに狂気と暴力とが溢れ、そういう表現が苦手な御方には不快な作品だと思います。
わたしはあまり気にしませんでしたが。
表題作は難しくて、いまだにおぼろげにしか理解できていません。
ただ、わたしは、作品の主人公にどっぷりと浸かる傾向があり、作者が前書きで「精神集中云々」とおっしゃっていることが、浸っていくなかでなんとなく理解できた気がしました。あくまでなんとなく、なので、理解できた気がする、というのもおこがましいでしょうが。
浸るときつい、とみなさんおっしゃられていますが、わたしは割合平気でした、ね。たぶん。みなさんのように真剣に考えていないので、それまでといえばそれまで。
一番読みやすいのは、「少年と犬」ではないかと。わたしは、ほかの作品よりこちらが読みやすく、気にいっております。
もっとエリスン作品が読みたい
エリスンさんは相当の不良と聞いています。「少年と犬」に出てくる不良の描写は最高です。表題作もすごい悪人が出てきますが、こちらはそれほど印象に残らないかな。もっとたくさん読みたい作家の一人です。
一種のお経。
小説の分類で言えば、「SFの衣を被った風刺小説」。
これで大体の輪郭が描けるのでは?
文章が好みではないので、星三つの評価です。
では、この手の乱暴な表現を好む人なら、より高い評価になるか?そこが微妙です。
何しろ風刺小説なので、批判の矛先は、現代の個人や社会に向けられています。
読んでいる本人自身が、読みながら容赦無く批判に晒されるのです。
甘んじて批判を受け、真摯に反省できれば、その限りに措いては良書と言えるでしょう。
その意味では、一種のお経のような本でしょうか?
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