新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く

青木 薫 - NHK出版 価格 ¥ 1,995
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新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く

青木 薫
NHK出版

価格(new/used): 1,995 円 / 1,193 円 より
発売日: (2002-12-26) アマゾン売上ランキング: 1862 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 35件

課長 島耕作の不思議
この本を読んでから、「課長 島耕作」を読み始めると良いでしょう。
腑に落ちます。
ネットワークとは
最近のインターネットの急速な発展により【ネットワーク】という言葉が、広く一般に浸透したように感じる。
しかし、その根元的な意味が指し示すところは、インターネットの仕組みだけではなく、世の中のあらゆる関係性を考察する理論体系である。
本書は様々な分野の実例からネットワーク理論を解説している。
身の回りにあるほとんどのものが、そして我々自身でさえもネットワークという仕組に支配されていることに気付かされる。
ネットワークから数理モデル、物理学まで包括した1冊
本書はネットワーク理論からハブやベキ法則、ボーアアインシュタイン凝縮、
オイラーの定理まで幅広く扱った本です。
当然ネットワークを重視した記述なのですが、著者の博識には恐れ入る。

本書によって初めて知る知見も数多かった。
基本的には数理モデルの本と考えてもらって差し支えありません。
但し広範囲の知識を必要としますので、本書を読了後、その知識を
定着させたいのならばこれらに関連した本を読み漁ってください。

単にネットワークだけを理解したいならば、様々な話題のネタは
薀蓄に使えます。

とにかく読んでみてこれだけ収穫のある本はそうざらになかった。
後半は散漫だが、ネットワークの特性を良く理解できる本
 インターネットのネットワークとしての特性である「ハブ」「べき法則」を分かりやすく解説する本だ。ネットワークの特性を研究することが、ひとつの大きな研究分野であると言うことにまず驚かされる。
 技術的な知識もほとんど必要としないし(ルータやハブという用語程度)、数式に至ってはほとんど出てこない。しかしネットワークの特性とは何を意味するのか、またインターネットにおける特殊性はどんなところにあるのかと言うことを理解させてくれる。
 有名な「ケーニヒスベルクの橋」の一筆書き問題からグラフ理論を紹介したり、「六次の隔たり」や「ケヴィン・ベーコンゲーム」でネットワークの大きさを説明したり、「80対20の法則」でネットワークのスケールフリー性を説明したりと、特性を理解させるのに分かりやすい例を用いることで非常に読みやすくなっている。
 後半ではインターネットの成り立ちから、ネットワークとしての脆弱性とは何かというような解説と共に、今後ネットワークによって受けられる恩恵や、医学や経済社会分野でのネットワーク思考の重要性にも触れているが、やや散漫で付け足し風ではある。しかし経済でのネットワーク思考の実例であるとか、WWWの大きさを議論する段階でWWWの世界がリンクの流れから4つに大別されるという話が非常に面白い。
 「金持ちはより金持ちに」と言う章で、先行事業者の優位性を覆せる戦略があることを解説しているが、大局的にはハブ的存在である先行者の利益は揺るがないと思う。したがって国家や地域レベルでの「IT格差」による経済成長格差というのが今後の大問題になると思われるが、本書ではそこまでは踏み込んでいない。
世界のしくみが少し分かるかもしれない
ネットワークの科学に関する解説書。
様々な学者が、どのようにネットワーク構造を捉えて研究してきたのかが
書かれている。世界中の誰とも6人で繋がるという「六次の隔たり」は興味深い話。
人のネットワーク、インターネット、遺伝子等の体内のネットワークの話もあり、
科学の読み物が好きな人におすすめします。