野蛮な来訪者―RJRナビスコの陥落〈上〉

鈴田 敦之 - 日本放送出版協会 価格
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野蛮な来訪者―RJRナビスコの陥落〈上〉

鈴田 敦之
日本放送出版協会

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発売日: (1990-09) アマゾン売上ランキング: 152571 位
単行本 / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 2件

野蛮な来訪者―RJRナビスコの陥落
私はこの本を原書(Barbarians at the Gate/ The Fall of RJR Nabisco)で読みました。RJRナビスコの買収は限りなき欲望/エゴが巻き起こしたゲームという観念がつきまとい勝ちですが、私はそれよりも当事者達の最高水準の信念/知力/統率力/創造力が「事実は小説より奇なり」を地で行く劇的なLBOを実現したのだと感じました。最近では日本でもM&Aがさかんですが、未だに18年前のKKRのレベルには何処も追い付いていないでしょう。 
またこの話では、マネージメントグループとKKRの対決だけが注目されがちですが、この本を読むと、実は第3グループのFirstBostonの途中参画が物語をより劇的にし、結末にも大きな影響を与えたことが判ります。Epilogueでは、結果はともかく最善を尽くした人たちには、後で何か良い事が起きている事が書かれており、これは我々にとって勇気を与えてくれる事だと思います。
M&Aに関わる仕事をしている人/したいと思う人にとっては、古典とも言えるべきこの一冊です。
ああ、人間ってやっぱりオモシロイ
かつてのアメリカを席巻したLBO(MBO)、投資銀行、
その他企業買収に関するモロモロがたった上下巻ニ冊で、
しかも眉間にシワ寄せず大笑いしているうちに理解できてしまうスグレモノ。

これがノンフィクションであることがまずはスサマジイのだが、
・そもそもなぜ企業の乗っ取りは行われるのか?
・昨今の日本(2005年)で紙面をにぎわしているMBOとは一体?
・その裏にはどんだけ私利丸出しのオモロイ連中がうごめいているのか?
を、アナタはこの名作を読み終えた瞬間に悟っているであろう。

歴史は繰り返すのか?いや、繰り返すに違いない。
アナタもワタシもあの企業のCEOさんもみな人間。
これだけの傑作をつむぎ出してくれた著者、そして当事者に感謝。

とりあえずアナタ、これ読んで笑ってください。