世界の食料生産とバイオマスエネルギー―2...

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世界の食料生産とバイオマスエネルギー―2050年の展望


東京大学出版会

価格(new/used): 3,360 円 / 4,998 円 より
発売日: (2008-05-23) アマゾン売上ランキング: 90906 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

物差し
扱う内容は、環境問題と食糧問題を中心に、編集担当者のレビューのとおり。
大枠の議論をするために必要な数字が執拗に、何度も出てくるため、
巷に溢れる様々な数字とその動きが意味をもって捉えられるようになる。
また数字のみに終始せず、文化的側面にも触れている。

加えて感じたのは、(以下序文より

 >本書で扱う情報を、読者の皆さんそれぞれの視点からぜひマクロに見ていただき、
 >研究や仕事、生活へ生かしていただければ幸いである。

というように色々なものごとを分析する際、
一つの物差しとして用いることができるのではないか、ということだ。

本文中にも表紙のような図が欲しかったのと、
コラムに興味深い話題が多く、数があってもよいと思う。
食糧問題を考える上で、全体像を掴むことが出来る
筆者は食料生産にまつわる様々なトピックにおいて、一次データを使い説明をしている。ここ最近、メディアや評論家が農業分野の分野において様々な意見を述べているがそれが適当なことを言っているのか、事実に基づいた本当のことを言っているのかがよく分かる。
教科書のようで、あまりこの分野に興味がなければオススメはできないが、食料に興味がある方にならオススメできる。
食糧事情の変遷がよくわかる
本の大半が世界の食糧についてのデータ紹介と客観的解説であり、これにバイオマスエネルギーを絡めて書いてある。
1960年代からの穀類や肉類などの生産量推移や現状の分析、各地域別の将来などについて多くのデータが記載されており、世界の食糧事情の基礎知識を得られる。

ただしセルロースや藻類からのアルコール製造など、バイオマスエネルギーの最新の技術動向やその可能性については殆ど書かれていない。トウモロコシやサトウキビ由来燃料に対する著者自身の否定的見解と共に、食料生産との競合という観点からの記述に留まっている。
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