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ナ・バ・テア―None But Air ... |
| - 中央公論新社 価格 ¥ 1,050 | |
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ナ・バ・テア―None But Air (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)中央公論新社 価格(new/used): 1,050 円 / 415 円 より 発売日: (2004-10) アマゾン売上ランキング: 71608 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件 ナ・バ・テア英語で言うと「None But Air」。 森博嗣的に発音すると「ナ・バ・テア」。 「スカイ・クロラ」シリーズの第二段。 「スカイ・クロラ」から時間がグッと戻って、舞台は前作で基地指令だった草薙水素の新人時代。 前作で張られた伏線の数々がある程度回収される。 "ある程度"なのでまだまだ謎は謎のまま。 何より、いまだに全体像が分らない。 「何故戦争をしているのか」「キルドレとは何か」「なぜ企業が戦争を請負っているのか」等々。 登場人物たちが世界に対して興味を持っていないため、なおさら語られない。 彼らが興味を持っているのはただ飛ぶことだけ。 だからこそ、「None But Air」。 深紅に燃える2004年6月25日リリース。『スカイ・クロラ』以前、草薙水素の謎の過去がストーリーの中心である。『スカイ・クロラ』に始まるシリーズは『ナ・バ・テア』、『ダウン・ツ・ヘブン』と続きWEB日記によれば後2冊続刊を出すようだ。まもなく登場するであろう新作短編集『レタス・フライ』もこの手のネーミングで成立していて、『Let Us Fly』を忠実に日本語表記していると言うつもりなのだろう。その辺が変に古式ゆかしく不可思議でもある。最後を伸ばさない英語表記も進んでいたが、今回はもっと原語に近づいているのだろう。 読了してまず思ったのは、『スカイ・クロラ』や『ナ・バ・テア』をもし戦中派(こういう言葉も死語になりつつあるな(●^o^●))の飛行機乗りたちが読んだらどう感じるだろう、ということだった。森博嗣の放つ文章は実に詩的で、実に立体的だ。激しく揺れるその展開の速さにまるで自分が草薙水素の隣にいるような気がしてくる。『死』と隣り合いながら生きた『遅れなかった青年たち』の見た風景とそれは似ているのだろうか。 森作品は、まずキャラクターありきだ。何体かの魅力的な要素を持ったキャラクターを適度に配置、そして当然予想される化学変化を映像化し、それを文章化するという感じがする。その辺がふつうの作家とだいぶ違う。言ってみればそれは、2次元で小説を書くのと3次元で小説を書くのとの違いだ。森博嗣のキャラクターは皆、立ち上がり動き回る。その中でも草薙水素は『純』に光っていてステキだ。(●^o^●) 「望むこと」に飽きないために・・・いくつものシリーズを同時進行式に持っている森博嗣だが、本作はスカイ・クロラと同列で、キルドレ(childrenの音だと思われる)シリーズといえる一品。 改行が多く、詩的な文章である。全篇を通して、詩学的な思索性に満ちている。 登場人物の名前も暗示的だ。クサナギ、ゴーダ・・・これらはDVDアニメシリーズ「攻殻機動隊
stand alone complex」シリーズの重要登場人物にダブる。両者の作品には共通のモチーフがある。自己へのあくなき問いかけと、現実との関わりへの倦みの交錯である。 大事なのは「望みが叶うかどうか」ではない。 僕と空。前作スカイ・クロラと同じく、 やはり子供は戦っている。 この戦争はいつから続いているのか、 そんなことには誰も興味は持たない。 子供だからという一点により、 子供は、男女の別なく子供で、 子供の産んだ子供も、また子供。 子供のときに、まず真っ先に願ったのは・・・・・・、 空を飛ぶこと。 掘った芋いじるな!!まずこのタイトルを読んでもらいたい!ナバテア!これはなんだろう! これがミステリィだ!だがその謎は終わる!None But Air!原語発音に忠実に読んだ末の艱難辛苦を経た上でのタイトルだ! 作者である森先生は前作スカイクロラを最高傑作と仰り、ついにここに続編が来た! 旅行先のアメリカで、私はこの本を、時間を忘れるほど熱中して、読みました! そして同室に泊まっていた心優しき友人Greg Montgomeryに聞いたのです! 今何時ですか? |