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物語 スペインの歴史 人物篇―エル・シドからガウディまで (中公新書)中央公論新社 価格(new/used): 798 円 / 160 円 より 発売日: (2004-05) アマゾン売上ランキング: 200734 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 2.0 / 総数: 3件 スペイン史を彩る豊かな個性本書は、中公新書の好シリーズ「物語各国史」の一冊ですが、「人物篇」と銘打たれているとおり、いわば番外編的な位置付けのようです。 すなわち本書は、中世の伝説的英雄エル・シドやドン・キホーテの作者セルバンテス、「裸のマハ」で有名な画家ゴヤなど、スペイン史上のスーパースターたち6名を登場させ、時代を追いつつ、彼らにまつわるエピソードなどを紹介していくという趣向です。 ここで注意を要するのは、本書は、彼ら6人の生涯などを通してスペインという国の歩みを解説する、という内容にはなっておらず、話の中心はあくまでも彼ら自身だということです。したがって、スペイン史の入門書のようなものを期待して読むと、肩すかしを喰らうことになりかねません。 本書は寧ろ、スペインという国が如何に豊かな個性に彩られているか、ということを語りかけています。歴史学とか政治史とか難しいことではなく、スペインという国と民族に関する軽い読み物として、楽しく読むのが良いように思います。 ものたりない。わかりにくい。この本を読む前に一通り歴史の本を読まないと、順をおって説明というよりは突然とんでもない場面から説明が始まってて読み手が混乱しそう。紙幅やペ-ジ数の制限がどうとかこうとか書いてますが、それなら1人減らしてでも他の人のペ-ジにあてればよかったのにと、おもいます。 上の方のレビュ-を見ました。その上で購入しましたが(必要にせまられて)店頭で中身を少しでも見れたなら購入することはなかったでしょう。 著者のこだわりが強すぎる余り、食い足りなさが残る書「物語」と題名にある通り重厚な歴史小説風の文体を用いており、歴史学的教養書というよりは、どちらかというと講談調の読み物と言った風情の本です。 著名なスペイン史上の人物をエル・シドからガウディまで取り上げていますが、それぞれの人生を生まれから死まで満遍なく取り上げるというよりは、著者自身が「ここだ」と思い入れの強い部分のみ深く切り出しています。その切り出し方がかなり"個性的"な気がしました。 例えばガウディは市電にはねられて事故死する場面を微に入り細を穿った記述で描いています。しかしそのことによって、かの個性的な建築家の「表現者」としての苦闘といった点にまでは、限られた紙幅の中では迫りきれなくなってしまったうらみがあります。 聖職者ラス・カサスの物語も論敵セプルベダとの論戦の核の部分には迫っていますが、彼の論戦後の末路については意外とあっさりと扱われていて、食い足りないという思いが残りました。 表題から多くの読者が期待するのは各人物の人生の概要であると思いますが、著者がスポットを当てる場所が特異であるがために、人物のおおまかな全体像をつかむことが難しくなっています。 |