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宮崎アニメの暗号 (新潮新書) |
| - 新潮社 価格 ¥ 714 | |
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宮崎アニメの暗号 (新潮新書)新潮社 価格(new/used): 714 円 / 247 円 より 発売日: (2004-08) アマゾン売上ランキング: 51116 位 新書 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 11件 ・・・単純に「宮崎アニメが好き」だけで読む本じゃないですね。 こじつけ的に感じるトコも色々あります。 面白いトコもあります。 読み終わったら 結局、宮崎さんが本当にそんなことを考えながら作っていたのかが 1番気になりました。 ファンは作品をこう読む宮崎アニメの作品に歴史的、神話的な内容をリンクさせて書いているこの作品。 確かに読んでいて内容に感心する場面が多々あります。 また、宮崎さんに宮沢賢治や司馬遼太郎が思想的に作品に影響を与えているのかということが分かり、ただただ感心するばかりです。 作品としては「もののけ姫」を中心に「ルパン3世カリオストロの城」、「となりのトトロ」、「風の谷のナウシカ」などを分析しています。 宮崎さんは今の自然の大切さを訴えるだけではなくて、文明の発達によって 何年もかけて失われつつある自然との調和を今一度呼びかけているようでもある。 僕がこの本で一番心に残ったキーワードは「対象性ー非対称性」。 カミと人・人と動物・動物とカミ、この3者の関係が大きく変わったということ。 ヒトは動物であり、また動物をカミと見立てたり重なり合わせたりしていた関係から 3者は平等であったのに対し、科学や産業の発達により平等な関係が崩れ自然や動物に対して一方的な関係になっている。 そのことを憂いてのメッセージ性もあるようだ。 ただ必ずしも僕は宮崎さんが科学や産業など文明の発達を全否定しているとは考えられない。のちに出てくる「ハウルー」などでも機械はやはり存在するが絶対的悪として描かれていないと感じたからである。 これはひとつの見方を示しているが、あくまでも著者による宮崎駿の発言から推論する想像であると感じました。 「文学研究」してるいろいろなものを衒学的に引張って来て、宮崎アニメのルーツを解読する、と言った風情の本。途中から議論がばかばかしくなって来て最後は斜め読み。宮崎駿が「科学や産業が悪しき存在として扱かっている」というような見解は、いかに読めてないかを表している。エボシ御前を魅力的なキャラクターにせざるを得なかったのは、一方的な見方で片付かないことを、宮崎が感じているからに他ならない。そもそも、彼は、飛行機を初めとする機械大好き人間である。五行思想だとか、ケルトだとか、洞窟壁画だとか、ラーマーヤナだとか、宮沢賢治だとか、いろいろもち出して、映画との関連を指摘しても、理解の深化にまったくつながっていない。くだらない哲学解説書を読んだ気分だ。 こういうのを「我田引水」っていうのかな…宮崎アニメの各作品について、背景となっている(とおもわれる)思想、下敷きになった(とおもわれる)映像作品、文学作品を列挙して類似性を書き連ねた本。 大きくは、宮沢賢治、スペイン(映画)、中国思想、ケルトの伝説など(反キリスト教的な) 様々な思想に影響されている(のはあきらかだ)とする。 作品ごとに「○○のこのシーンは××のこのシーンだ」とかなり具体的に指摘している。 私は宮崎作品はDVDで何度も見ているし、青井氏が持ち出す各種思想、先行作品の類は「○○新書」などの一般教養書のレベルではほとんど読んでいるので言わんとすることはわかる。ファンタジー好きならスペイン紀行文学のネタ以外はほぼ、一般教養のレベルだと思うし、私はスペイン好きなので、堀田善衛の著書にもなじんでいる。 そういう前提で、この本の内容は「○○は××だ」という指摘は結果の類似性としては認められるが、では「監督の意図は青井氏の指摘の通りなのか」という検証が不十分だと思う。ようするに、筆者の論とそのへんのネット書き込みとの違いが見えない。 「○○の暗号」というタイトルも、凡百の「トンデモ本」を連想させてよろしくない。 結果的に、個々の類似を指摘する章はノリノリなのに、まとめの章に入ると何が言いたいのか空回りして不鮮明になる。 読み応えはあるが、微妙な読後感。 宮崎駿の奥深さ日本のエンターテイメントをアニメ映画で支えた宮崎駿。なぜ彼は世界的に人気を博する作品を作り上げたのか。 本書は宮崎作品の中に隠された思想ともいえる宮崎アニメの核を突き止めるという内容である。 その思想は繁栄のみぞ進歩と誤解する人類に対するメッセージと言えよう。彼の映画の『もののけ姫』こそが宮崎思想の隆盛を極めたと著者は言う。それは『となりのトトロ』などの作品から監督宮崎が築き上げてきたものなのだ。 『ハウルの動く城』の内容までもが、宮崎思想の変形であることを理解したければ一読くだされ。 |