モディリアーニの恋人 (とんぼの本)

- 新潮社 価格 ¥ 1,470
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モディリアーニの恋人 (とんぼの本)


新潮社

価格(new/used): 1,470 円 / 850 円 より
発売日: (2008-03) アマゾン売上ランキング: 88481 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

楽しく知る
芸術を凄くカジュアルに紹介するテレビ番組があるけれど、これはその本版。
豊富なカラー図版と親しみやすい観点、くだけた口調でモディリアーニの作品と人生を紹介。
第1章は宮下規久朗氏のインタビュー形式の解説。
第2章は橋本治氏のモディリアーニ論、というかその恋人(妻)ジャンヌ論。
作家の文章はやっぱり面白い。芸術鑑賞は人それぞれ。モディリアーニの人生を映画化した「モンパルナスの灯」の感想もあれこれと綴られ、見たくなります。
モディリアーニの死後、後を追った妻ジャンヌの遺品が公開され、新たに知られることとなった事実、特にジャンヌの写真については両者とも熱く語っています。
本当に意志の強そうな美人です。
カラーでないのが残念。
多くのモディリアーニ展を企画したマルク・レステリーニ氏のインタビュー(4頁)も載っています。
展覧会とともに!
塗りつぶされたアーモンド形の目の肖像画で知られる画家の解説書。
展覧会に行くとかならず画家に関する本を買っていますが、これもその一冊です。

本書の第1部では、モディリアーニの生涯とその時々の絵を対談形式で振り返り、
第2部では、恋人ジャンヌエビュテルヌとの関係を通して画家の解説をしています。
対談形式であるためわかりやすい反面、もう少し深い解説がほしいと思うところもありました。
また、モディリアーニの絵一点一点を解説しているものと違って、
同時代に生きた画家やジャンヌの絵も含めてみられます。

この本でモディリアーニの絵を見ると、非常に劇画的に見えてしまったのですが、
本物はより芸術的だと感じました。
特に、展覧会では、
 「レオポルト・ズボロフスキ」
 「赤毛の若い娘」
 「ジャンヌ・エビュテルヌ」
 「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」
の4枚の絵に感銘を受けました。
肌色がより生き生きとしていて、輪郭もはっきりしています。
また、個人的に、肖像画とともにカリアティード(女像柱)も
躍動感があり、とてもすばらしいと感じました。
モディリアーニ展へ行こう!
モディリアーニの残した作品の解説を

恋人であった画学生ジャンヌとの関係を

追ったり、同時代の画家達との関係を

明らかにしたりしながらやっています。

モディアーニが、古典作品、同時代の画家

そして恋人ジャンヌの絵画から受けた影響が

豊富な写真を楽しく見ながら理解することができ、

知識の乏しい私も楽しむことができました。

20世紀のはじめ「モディリアーニという画家を

登場させる時代状況」(橋本治)の香りが

ただよってくるような楽しい本でした。

本書発行と同時期に開催される

「モディリアーニ展」へは本書を持参して

行って来ようと思います。
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