Helpless―ヘルプレス

青山 真治 - 新潮社 価格 ¥ 1,470
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Helpless―ヘルプレス

青山 真治
新潮社

価格(new/used): 1,470 円 / 159 円 より
発売日: (2003-10) アマゾン売上ランキング: 54725 位
単行本 / 通常3~5週間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件

映像のが良いのかなぁ。
人間の内面を描く、
というのは、とてもたいへんな作業である。
しかし、
文学というのは、
総じてそれに気には、ドラマになりえない、
ともいえる。

それにしても、痛い。

内面を描くことが重視されていて、
なかなか、読みにくい。
現実と虚構を行ったり来たり、
主人公自身も、分らなくなっている。

記憶にはないが、夢にみるもの。
妄想。
現実で体験していないのに、
もしかしたら、
それが現実だったかもしれない、
そんな錯覚。

全体的に狙いは分るのだが、
読みにくい。

映像で観た方が分りやすい、
というか、伝わる。

そんな気がしました。
「もの」と化した文の塊が得体のしれない「実感」を生産する
『Helpless』『わがとうそう』『軒下のならず者みたいに』読了。これで小説は全て読んだ。(だが、「読んだ」と断言できるのか。過去形なのか、完了形なのか。そして、「読む」とは?)『わがとうそう』は『月の砂漠』『EUREKA』『ホテル・クロニクルズ』『死の谷’95』のように面白かった。しかし、『Helpless』については、すごすぎて、正確に何と言えばよいのかわからない。文体がいい。物語もおもしろいが、当然スト−リ−展開だけでは読めない。エクリチュ−ル自体が青山の言う「もの」として、ゴツゴツとし、接し合って、擦れる音や軋む音、カン、コンとぶつかる音を立てながら、ある。どう投げ出されるのか。どう転がり、どこで跳ね返り、どこに衝突するのか。傷を負わずにいられぬジグザク走行。ク−ルな、つまり悲壮感のないニヒリズム。感傷のない、乾いた悲劇。最高だ。
実は映画は口惜しいことに『Helpless』『EUREKA』しか観ていない。DVDを買うしかないか。


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