悪の華 (新潮文庫)

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悪の華 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 660 円 / 355 円 より
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 6件

現代的「悲哀」の始まり
フランス語のできない浅学の者の意見ですが、フランス象徴主義文学の先駆者にして、現代の「悲哀」をここまで壮絶に描いた詩集は無いと思います。注目すべきは、身の毛のよだつような情景描写の精緻なリアリズム。パリ情景における『七人の老爺』とは、まさにボードレール自身のいる世界(神は7日で世界を創られた)そのものの象徴ではないでしょうか。阿片熱と鬱に侵された、あまりにも現代の悲哀を知りすぎた詩人の傑作であり、『巴里の憂鬱』と一緒に読まれたい。
カッコイイ!
ボードレール。いろいろと問題のあった人のようですが、詩人としてはとてもカッコイイ人です。「悪の華」というこのタイトルがもうカッコイイ。
ただ、この世界が嫌になっている人はかなりはまっちゃうと思います。
実際、私も受験の1ヶ月くらい前に彼に出会い、勉強を辞め、詩人になるのだ!と詩を書き始めてしまいました。まあ、いい思い出ですが。
そういうわけで、人によっては不気味な精神世界をさまようことになるかもしれません。お気をつけていってらっしゃいませ。
噫、無惨!
堀口大学氏の作品として読む方が良いかもしれない。
ボドレール氏のとして読むのならば、原文を読んだ方が手っ取り早い。

読んでいて、だんだん空虚で背徳的な世界に引き込まれてゆく。
ゴシックが好きな人にお勧めしたい。
ボードレールは永遠です。
フランス語が読めたらボードレールが読みたい。そんな風に思って学生時代フランス語を一生懸命勉強していました。でも結局読めませんでした。堀口大学の翻訳以上になりませんでした。でも、この日本風味のボードレールのどこがいけないんでしょうか?オリジナルは結局オリジナルじゃないか?翻訳は翻訳でいいじゃないか?そんな風に情けなく開き直るワタクシでした。
死を生きる
  読み易く、心地よく、届かない。
  経験がものを言う。
  読者の私はこの偉大な詩集から「力」を感受し、私の自発性を育む。
  苦しみ、じりじりしながら呼応する。
  《日がかげり、闇がようやく濃くなった、思い出せ!》