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町でいちばんの美女 (新潮文庫)
チャールズ ブコウスキー
新潮社
価格(new/used):
700 円 /
176 円 より
発売日:
(1998-05)
アマゾン売上ランキング:
42696 位 文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5
/ 総数: 8件
某本屋でイチオシだったんです。
むしろ、外国の本はあまり読んでいないですが。
全部、心象になりますが。
アメリカ流のジャンクな感じがすごく表れている。
好き嫌いはかなり分かれると思いますが。
私はよいと思います。
いい男だなー
衝撃的な一冊でした。アウトロー。ばかばかしい。美しい。そしてその切ない美しさは驚くほど淡々としている。
ブゴウスキー自身も何かで、「日本の女は昨日も今日も明日もある。しかし、アメリカの女には今日しかない。」と書いていましたが・・。まさにそれがブゴウスキー。
ドライなアメリカが生んだ飲んだくれ作家。ブゴウスキー。アメリカが生んだ偉人。ドライなアメリカが生んだ稀有な文学者。いいアメリカの風景を象徴している文学者。そして世界に通ずるいい男。
名作
表題作は、確かによくできたラブ・ストーリーだが(「ラブ」も「ストーリー」も、ブコウスキーの前では違った意味=より純粋な意味を持つのだが)、様々な職業体験やギャンブルなどについての話など、小説というよりもエッセイに近い作品も多く収録されている。
だが、だからといってつまらないのではなく、ジャンルを超越したところで「書く」ことへ誠実な結果だと思う。だいたい、エッセイ的なものが小説として通用するのは一級の作家だけであり、その点ではまさにブコウスキーは自らの天才を証明したことになるだろう。
ちなみにブコウスキーを「自分に似ている」と語った北野武は、ちょっと自分を買いかぶり過ぎではないか…。
完成度を凌駕する「リアル」
小説という形態の「商品」として世間に流通する限り、それはお金を払ってもらうだけの「フィクションとしてのデキの良さ」が要求される。冷静になれば当たり前の話だ。そこにどんな深遠な思想や人生の真実や優れた洞察があっても、フィクションの完成度が稚拙ならば、他人には受け入れられない。”だったら思想書や評論やエッセイでやれば?”と言われるのがオチだ。しかし、ブコウスキーのこの短編集は違う。表題作「町でいちばんの美女」の完成度以外は、通常の小説として受けれる出版社はまずないだろう。ただ、それは凡百の作家の場合は、だ。ブコウスキーの抱えたシリアスさとリアリティは、完成度など度外視しても、十分な衝撃を持つ。時にどん底のつぶやきのように、時に激烈な怒りのように、時に絶望の号泣のように。ブコウスキーの言葉は、我々に嘘くささゼロの『リアル』を叩きつける。
卑猥で下品な作品集
高校時代は背伸びをして「新潮45」などを定期購読していた。中でも面白かったのが北野武の連載であった。そんなある日近所の本屋に行って本を物色していたときに帯に北野武推薦とあって、チャールズ・ブコウスキーという聞いたこともないような海外の作家の本を買うことにしたのだった。そして大学に進んで一人暮らしを始める頃に一種のブコウスキーブームが訪れて、日頃本を読まないような悪友がぼくの本棚から勝手に持っていて読んでいたりしていた。ぼくはブコウスキーの本はもう一冊持っているのだが、30歳を目前として初めて読むことになった。酒におぼれ、女におぼれ、人生の落伍者みたいな男たちが主人公である。そんなダメ男に共感できるかどうかで読者が分かれていくような気がした。
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