白洲正子自伝 (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 500
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白洲正子自伝 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 500 円 / 1 円 より
発売日: (1999-09) アマゾン売上ランキング: 67489 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 16件

意外に面白いです。
朝のテレビ小説とかに向いているかもしれませんね。
そういう面では なにも考えなければ楽しい本ですが

ほんものの生活にはいくら どんなところから金が出たのとか?
蛮勇演説で 国会で問題になった祖父の面にはスルーしている点とか

何も知らなければ楽しい本です。
強烈です
著者は白洲次郎の奥さん。本書では彼女の生い立ちから54歳までの自伝的随筆といったところ。
しっかし、初っ端から圧倒されます。二人の祖父についてのことから書き始められるが、この薩摩隼人のお二方は実に強烈。この遺伝子を受け継いで、白洲正子さんも強烈な人となったんだろうな。
さて、本書は、文章が鋭い。辛口。毒舌?でも、歯切れのいい文章はよんでいて清清しい。
自分はイングリッシュ・ジェントルマンが一番よかった。
わがままなばあさんの、自伝。だが
基本は、すべてを元華族の高みから見下ろした
わがままなばあさんの、自伝。
だが、ところどころに、ものごころつくまえから本物に触れ、
高価だから、という理由だけでものありがたがらないゆえの
非常にするどい観察があり、驚嘆させられる。
一代記
 1994年に出た単行本の文庫化。
 白洲正子の自伝。幼少期から戦後しばらくくらいまでが語られている。
 なにより魅力なのは、自由闊達な語り口。奔放で我が儘に生きる少女の姿が、生き生きとあらわれてくる。嫌なことは嫌とはっきり言い、欲しいものには固執し、とても気まぐれ。それでいて憎めないのである。こんな人生が送れたらと、うらやましくなる。
 ただ、著者の書くものには共通して言えるのだが、描き出されるイメージには、ものすごくフィルターがかかっている。現実そのものというよりは、「こうであったら」という美化された姿が見える。しかも、著者はほとんどそのことに気付いていない。
 そのあたりが透けて見えるので、ちょっと複雑な読み心地。
「白州正子自伝」を読んで
筆者最後の締めくくり「悟り悟りて未悟なり」に尽きる。それにしてもよく歩きよく動いたことである。小気味良い奔放さの影で苦労させられた周囲の方々には大迷惑もあったろうが、凡人の波乱万丈など富士山の麓歩きである。それに、日本の命運を担った人々が何気なく出演している名舞台を見ている感があった。