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火車 (新潮文庫) |
| - 新潮社 価格 ¥ 900 | |
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火車 (新潮文庫)新潮社 価格(new/used): 900 円 / 16 円 より 発売日: (1998-01) アマゾン売上ランキング: 465 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 202件 ・・・。作品的には、非常にありきたりではない推理小説のプロットだと思います。 推理小説としてどうかという感想より、 やはり物語自体の心理については・・・。 人の命までを奪って、自分の過去を消し去り新しい人生を手に入れるという 心理については、人それぞれの共感があるのでしょう。 人それぞれの人生感は、一個人では計り知れないものがありますね。 計り知れない感情や心理が犯罪や犯行を生み出す世界が フィクションであり、現実と表裏一体の中で、作品に出会い考えさせられるのでしょう。 終盤になってヒロインと決別…。本作は宮部みゆきの社会派ミステリーの傑作です。 勤務中に負傷して休職を余儀なくさせられた本間刑事は、 遠縁の若い男に相談を持ちかけられ、請け合った。 その相談とは、ひょんなことから失踪した婚約者を探し出してほしいというものである。 しかし、簡単な調査で見つけ出せるだろうと高をくくっていた本間の前に姿を現したのは、 失踪した女性の完璧なまでの偽装工作と、 その女性を陥れたと同時に隠れ蓑を提供する、現代日本の都会の深い闇だった…。 本作が素晴らしいのは、まず、多重債務という社会問題につき読者を啓蒙していること、 次に、多重債務と関連して、現代社会で存続の危機にさらされる、 家族の絆について問題提起をしていること、 さらに、本間を取り囲む温かい登場人物たちです。 ただし、近年破産法は大幅に改正され、消費者金融への政策も転換しつつあり、 本作で語られる情報の古さは否めません。 もっとも、たとえ法制度や目先の数字は変動しても、本質は不変であるともいえますが…。 このように、本作は読むに値する素晴らしい小説ですが、 久しぶりに読み返してみて、 本間の子供の言動をきっかけに物語が展開する部分に若干無理を感じたのと、 物語の終盤に至って、それまで読み進めるエネルギーを提供してくれていた、 失踪女性に対する共感が、個人的に裏切られた思いがしたため、 僭越ながら1点減点させていただきました。 本間は「状況証拠」しかないと断っていますが、やはり一線は越えてほしくなかった…。 どこが良いのか…なぜ…皆が絶賛するのか、謎である。 話の内容も普通だし、最後のオチも。それで、何なの?って言いたくなりました。 まぁ〜カード破産の知識がちょっと増える事くらいですかね… この本から、得られる知識は!! 良くできたサスペンス犯行の動機、そしてその社会的背景(=消費者金融にはまる人々とその悲惨さ)がリアルかつ詳細に描かれており、単なる犯人探しでは終わらない深みのあるサスペンスだと思う。この本を読むとキャッシングしたりローンを組むのは勿論、カードをつくることすら怖くなる。 事件を解明していくプロセスも面白い。その過程では犯人が直接登場するのではなく、聞き込みの中で語られるなど間接的にしか現れない。最後の最後でようやく生の姿を現し、そのラストシーンは読者に印象深い余韻を残す。 最後にちょっと盛り上がるこれをミステリと分類してもよいものか。 ストーリーはまさに「火曜サスペンス」そのもの。 クレジットカードの乱用に始まる多重債務の苦しさは 十分知ることができるのですが、とにかくテンポが遅い。 TVドラマなら3倍速ぐらいで見てちょうど良いくらい。 同じ内容の心理描写が違う表現で何度も出て来たり 私には不必要に思われる情景描写がしつこく細かすぎたり、 最後の100ページに入るまで本当にイライラのし通しだった。 切なさで殺人の極悪非道さが希釈されるのもいつものパターン。 探偵に人探しとかを依頼するとお金が掛かりそうだなと思った。 私には東野氏のスピーディさと引っかかりの多さの方が心地よい。 |