錦繍 (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 460
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錦繍 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 460 円 / 1 円 より
発売日: (1985-05) アマゾン売上ランキング: 11765 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 59件

「錦繍」意味も分からず読みましたが
読み終わった最後に辞書で「錦繍」の意味を調べ、納得しました。

話としては、別れた男女の手紙のやり取りのみが書かれたお話ですが、心に染み入る感じで、恋愛の愛だけではない、心の奥底からグッと感じられる愛情にあふれた話でした。

宮本輝さんの作品を読むのはこれがはじめてでしたが、他の作品も読んでみたいと
思えるきっかけを与えてくれる本でした。
過去から未来へ・・
“業”という言葉の意味について考えされられました。

「あの時もし・・」と過去を恨むより、
自分の業と割り切って、未来へ目を向けることの
大切さを感じました。

過去に深い関係を持った男女が偶然再会し、
ただ手紙のやり取りだけですべてが物語られていきます。

二人の男女の手紙のことばだけで、すべてが語られ、
現在、夫婦でなくとも、愛情というものは
いろいろな形となり、決して二度と交わることが
ないとしても、お互いの幸せを思い合えるような
そんな関係も存在するのだな、と思いました。

少し哲学的な物思いにもふけってしまいそうな、
とても濃い内容の作品でした。
こんな本を書く小説家になりたい。
近年の作品では珍しく書簡体の作品である。
ある出来事をきっかけに離婚した二人は手紙のやり取りをする。当時は語れなかった気持ちを手紙にたくしお互いの思いを伝える。決してきれいな話ではないがそのどろどろした愛憎劇に何故か気持ちのいいものを感じた。それは生きる二人を描いているからであろうか。

宮本輝の作品では最も好きな作品です。こういった作品を創り上げるところに作家としての力量を感じます。
5年に一度くらい読み返したい本
大学の授業の題材でした。命についてがテーマで選ばれた本だったと記憶しています。
主人公の男は、事業に失敗して女のアパートにもぐりこんでいるような負け組の典型みたいだし、ヒロインはワガママな会社令嬢、この二人のかつての結婚生活の破綻について、じっくり描かれていますが、はっきりいってつまらなそうな夫婦の物語なのにどうしてこんなに引き込まれるんだろうと不思議に思います。
大きな会社の令嬢と恋愛結婚し、社長の後継者として生きてきた男が、婚外恋愛の果てに無理心中未遂に巻き込まれ、すべてを失う。また妻のほうも一度目の結婚に破れたあと、再婚するも、生まれてきた子が知的障害を負っており、夫の心は自分にはない。
そんな物語なのに、読後感はさわやかで、後味よく終わります。
いろんなことがあるけれど、それでも生きていこうと思える本です。
そんなに、こなかった
書評がすごいのでかなり期待値が高かったのか悪かったたのでしょうか、、、
そんなに面白いと思いませんでした。
「五千回の生死」や「流転の海」、「優駿」など
宮本さんの作品は好きなのですが、、、。
「星宿海への道」や「森のなかの海」の不人気作品のほうが
私的にはすんなり読めました。
唐突なモーツアルトのエピソードや
甘ったるい過去の恋愛に浸る女性心理描写が
どこかリアルに感じなかったです。
書簡体も好きにはなれなかったです。