精霊の守り人 (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 580
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精霊の守り人 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 580 円 / 17 円 より
発売日: (2007-03) アマゾン売上ランキング: 2361 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 41件

アニメよりもスキです
最初にNHKのアニメを数話見て、娘と物語に引き込まれてしまい、毎週のアニメなんて待ってられないということで、本を購入しました。
読み始めたら止まらなくなってしまい、あっという間に娘も私も読み終えてしまいました。
バルサとチャグムの情愛や絆がとても暖かく、また脇役の面々もとってもいい味出しています。
アニメ版も全て見ましたが、アニメはとても綺麗でとても良くできていたと思いますが、私は原作のほうが最後の戦いのシーンなど緊張感があって面白かったと思います。
ファンタジーを通勤電車で読むのは恥ずかしいなぁ、と思っていましたが、カバーもかけず堂々と「精霊の守り人」を呼んでいるサラリーマンのおじさんを見かけたとき、なんか嬉しい気がしました。同じように共感できる大人にめぐり合えたような気分でした。
あなたも上橋先生の虜になること間違いなしです!!
哲学ですね
 この作品にはヒーローは出て来ません。それは人間だからです!色々な思いや欲があってその想いに囚われてしまう人間もいれば、強く優しい人間もいます。しかし最初から強く優しくなんてなれないのです。その人間の生きてきた途中で辛かったり悲しい事があったから強い人間になれるのです。中には逆に、仕返しのような人生を送る人も居ますが。
だから主人公は不死身ではありません。闘う術で生きてきたただの女の人なんです。
・∀・)ふんふん「精霊の守り人」
精霊の守り人をよんだ。


この作品は大人向けでも子供向けでもない。
そんなわけ方はこの作品に必要ではない。
誰が呼んでもやさしく受け入れてくれるし、徹夜のともになってくれる。
そんな作品だと僕は感じた。

 女用心棒バルサがふとしたことである子供の用心棒を引き受け
国を左右する事件に巻き込まれる。
 悪く言えばよくあるストーリーである。
しかし、一貫した世界観と登場人物の強烈な個性が読者をどんどんと
作品の世界に引きずり込む。
そして、気がつくと空がうっすらと明けている。
 この作品は僕にとって久々となる徹夜させる作品、徹夜するほどに
わくわくさせてくれる作品だった。

この作品は「ゲド戦記」のハイタカたち、「はてしない物語」のバスチアンたち
が与えてくれた興奮を再び僕に与えてくれた。

とにかく、手にとって読んでほしい作品です。

PS、読み終えると次「闇の守り人」も読みたくなるので一緒にあるといいですよ。
大人も納得のファンタジー
短槍使いの女用心棒バルサが主人公のファンタジー小説。

児童向けかと思いきや、大人でも充分楽しめました。
作品の設計のディーテイルがよく考えて作りこまれています。

主人公の年齢が30歳といい年齢なのも、普通の児童向け
ファンタジーとは違うなと思いました。

世界観にはアボリジニーの思想や哲学的な要素もふんだんに
織り込まれており、飽きない展開と痛快なアクションでお勧めの一冊です。
世界観のある読み応えのあるファンタジー
凄腕の短槍使いで女用心棒のバルサは、
偶然にも「新ヨゴ皇国」のニノ妃の息子、皇子チャグムの命を助ける。

そして、このことがきっかけでバルサはチャグムを託されるのだが
実は、チャグムには何か得体のしれないモノがとりついていた。
神の子孫と言われている帝の息子にモノがとりついたとなれば
帝の威信に傷がつく。
そのために、実の父親から命を狙われていたのだ。

だが、チャグムの運命にたちはだかるものは
それだけではなかった

チャグムに宿るモノとは何か。


呪術、先住民族に伝えられる伝承などファンタジー感いっぱいだが、
そこにからむ、「新ヨゴ皇国」建国の秘密、
聖導師を中心とする星読みたちが司る政治、
曲げられた歴史。
それらが、この物語をさらに深い物語にしている。

また、ここにはきちんとした世界観がある。
きちんとした歴史的、地理的背景がある世界が構築されているからこそ、
薄っぺらではない、
大人が十分楽しめるファンタジーとなっている。