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時雨みち (新潮文庫) |
| - 新潮社 価格 ¥ 580 | |
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時雨みち (新潮文庫)新潮社 価格(new/used): 580 円 / 100 円 より 発売日: (1984-05) アマゾン売上ランキング: 11330 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件 時代を感じさせない短編集20ページ前後の短編が11編。1つ1つがそれぞれ異なる面白さ。 冒頭の2編はいかにも藤沢周平らしい。武士社会の影を描いており、読み始めたと同時に事件の匂いがする。 映画になった「山桜」は一転「恋」の物語。心がほっとする。 他にも貧しい長屋住まいの中でも必至に生きている町人たちの人情を短い中にも男女を交え、深くそしてあっさり描いている。 驚いたのは「亭主の仲間」。時代劇のホラーだ。怖い。 タイトルの「時雨みち」は、そのまま現代に置き換えても通じる。 若い時に本気で好き合った男女。自分の出世のために女を捨てた男。捨てられた女。 別々の人生を歩み、何十年かぶりに再開。 その時、二人は過ぎ去った人生を改めて振り返る。。 幸せになる道山桜がオススメ。 自分の知らないところで、誰かに心配してもらえる事は、幸せな事です。 二度目の婚家に馴染めず、来るしんでいる時に、自分を昔から大切に思い、見ていてくれた人がいた。 たったそれだけだけど、自分の存在が大切に感じられます。 離縁した後、自分の居る場所はここだった。取り返しのつかない遠回りをしてしまったと、泣く姿は、身に染みます、年を重ねる度に思います。 私たちは今そんな風に、他人の幸せを祈ったり、自分を振り返るなどなかなかしにくいです。 読んでいるうちに、切なくなりました。 オススメ度高いです。 さっぱり感が残りました普段女性作家の作品を読むことが多いので、著書のさっぱりとした書き方が新鮮でした。どの作品も、ラストは読者がそれぞれいろいろと考えさせられるような終わり方のようで、それもまたいいなと思いました。 人と人との関係における人々の感情の動き表題作「時雨みち」、映画化される「山桜」を含む11編の短篇集です。 前半3編は武家社会、その他は町人社会でせが、それぞれの社会における人と人との関係における人々の感情の動きを見事に切り取っています。 短編の名手らしい見事なラストの連続です。 でも、そのラストは必ずしもハッピー・エンド的な余韻を残すものばかりではありません。 その代表が「亭主の仲間」で、ホラー的なストーリーが結局完全には決着せず、むしろ、今後も夫婦の恐怖状態は続き、最悪の事態も考えられる終わり方です。 最も気に入った表題作「時雨みち」も、ラストでは主人公が許されず、「しあわせ」は貧富の問題ではないことを見事に表現しています。そこに、主人公の悲哀があるわけです。 これとは逆に、「しあわせ」を予感させる終わり方をしているのは「山桜」で、主人公がようやく自分の棲み家を見つけたことを感じさせてくれます。 どの作品も素晴らしい作品ばかりです。 「山桜」が特にお薦め!前回「時雨のあと」を購入、今回は「時雨のみち」 似たような題名の為、以後間違えて同じ本を2冊買わない為にも、即購入。 さて、内容。 短編11編収録。 全て魅力的な短編だ。 特に3作品、中でも「山桜」は大好きだ。 ・ 「帰還せず」: 町人に成りすましていた公儀隠密のもう一人が、期日に江戸に帰らない。女を好きになって隠密を捨てていた。一旦は目を瞑ろうとしたが、武士に情けは禁物。斬るか斬られるか? ・ 「飛べ、佐五郎」 敵持ちで12年もびくびくしていた隠れ武士。相手が死にやっと自由になった。さて、その間食わせてもらい世話になった女を「はい、これまでよ」と無碍にすると どうなるか? 女は怖いぞ・・・ ・ 「山桜」: 2度目の結婚をした。しかし、我慢できず、そこを飛び出した。幼女の頃から温かく見ていてくれた剣士と出会った。が、その人は直後 人を斬り身柄を拘束された。しかし、随分遠回りをしたが私の行き場所はここだったのでは・・・? いい話しだ。 2回繰り返し読んだ。 この短編を読むだけでもこの本の購入価値はある。 絶品!! ・「おばさん」 ・「亭主の仲間」 怖いお話しだ。この著者の本にしては珍しく怖い、恐ろしい。 特に「亭主の仲間」は、最後完結しないまま終わっている。これは非常に珍しい。 その分、この後の展開がものすごく恐ろしい。 ■お薦め:★★★★★ |