新源氏物語 (下) (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 660
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新源氏物語 (下) (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 660 円 / 300 円 より
発売日: (1984-01) アマゾン売上ランキング: 1977 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

源氏の君の心の葛藤
色々な源氏物語を読みましたが、田辺氏のが一番柔らかくてすきですね。

下巻では源氏の君ももういい中年ですが、藤壺を追う気持ちはまだまだ深く、とうとう最愛の紫の君を悲しませる結果に。女三宮と結婚したことで、紫の君は愛に疑問を感じ、「もう死んでしまいたい」とまで思うようになってしまいます。

逆に、明石の君は自分が娘をもっていることで、変わらず安らかな日々をおくります。

雲居の雁一筋だった夕霧もまた、女二宮に強い思いを寄せるようになります。雲居の雁は、離婚すると言い残して実家に帰ってしまいます。

裏切られた時の、女性の違った行動が、興味深いですね。

藤壺で迷う、三宮に裏切られて苦悩する、紫の君を失って悲しむ、そして立ち直っていく源氏の君の、その心の変化が見所だと思います。

宇治十帖で主役となる、匂宮、薫も子供として登場します。