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唐獅子株式会社 (新潮文庫 こ 10-1) |
| - 新潮社 価格 ¥ 700 | |
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唐獅子株式会社 (新潮文庫 こ 10-1)新潮社 価格(new/used): 700 円 / 1 円 より 発売日: (1981-03) アマゾン売上ランキング: 139885 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 6件 文句なしに楽しめる快作極道が社内報を作るという奇想天外な発想から始まる連作短編集。映画化もされた。主人公はムショ帰りの泣く子も黙る「不死身の哲」なのだが、組の親分が奇妙奇天烈な行動をするので、抑止役として、むしろ常識人として振舞うのがまずおかしい。組には文学青年崩れもいて、「私は俳人で...」と言うと、「その若さで廃人か」等という会話が今でも思いだせる(買ったのは25年くらい前)程、面白い話が続く。作品毎に凝った趣向(風刺対象)を用意しているのも楽しい。また、全篇を通じて親分の家にあるライオン(=獅子)の剥製が、作品毎に悲惨な姿に変わっていくギャグも秀逸。 「スター・ウォーズ(唐獅子惑星戦争)」、「スーパーマン(唐獅子超人伝説)」など当時の流行ものを取り入れる傾向があったが、これはエンターテインメントの宿命であろう。大阪弁があまりにも板についているので、作者は関西出身かと思ってしまうが、実は江戸っ子で、本書のために大阪弁を勉強したらしい。 本書の解説を筒井康隆氏が書いているのが大きなオマケ。両者のファンである私にとっては、この上ない喜びであった。筒井氏は、作品中のパロディ・ギャグを丁寧に解説してくれる。小林氏のファンでなくとも文句なしに楽しめる傑作。 強烈な「猛毒」を楽しもう本書の最大の魅力は、著者の小林がいたるところに仕込んでいる「猛毒」である。 本書が黄金時代のヤクザ映画のパロディであることは一見すれば理解できるが、 文章の基調となっているのがハードボイルド小説の文体であり、したがって 語り手で主人公の「不死身の哲」こと黒田哲夫が(本当はおっかないヤクザなのに) 知的で明晰な語りをしているのが非常におかしく、まずこれだけで読者は 作品世界にのめりこんでしまうことだろう。もちろん、肝心の物語も社内報 作成やテレビ局経営など奇想天外であり、「文学極道」のインテリ美青年原田や プロレス出身で吉本芸人も顔負けのしゃべくりが自慢の(作者によると横山 やすしのしゃべくりを参考にしたとか)ダーク荒巻、そして日本の裏社会に 君臨する超大物にも関わらず妙に流行り物好きの「大親分」須磨組組長など、 超個性的な脇役達が縦横無尽に繰り広げるギャグがより一層強烈な「猛毒」を 添えることだろう。時事ネタが多すぎるかもしれないが、喧騒の70年代が 終わりバブルへと向かう時代の「記録」と思えばさほど問題ではない。 小林信彦万歳。新年早々読んだが実に面白い。 ヤクザが株式会社化するとほんとに起こるかも。 有り得ないよと思いつつ、つい想像してしまう。 「オヨヨ大統領」と言い「ぼくたちの好きな戦争」と言い、 小林信彦は面白さの宝庫だ。 小林信彦万歳。新年早々読んだが実に面白い。 ヤクザが株式会社化するとほんとに起こるかも。 有り得ないよと思いつつ、つい想像してしまう。 「オヨヨ大統領」と言い「ぼくたちの好きな戦争」と言い、 小林信彦は面白さの宝庫だ。 電車で読まないように!!こんなに面白い本は初めて読んだ。 頭にするする入ってくる読み易い文体と魅力的な登場人物達。 電車で読んだら笑いを抑えるのに苦労するはず! 最近面白い本にめぐり合っていない人にお勧めしたい1冊です。 |