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江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫) |
| - 新潮社 価格 ¥ 460 | |
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新潮社 価格(new/used): 460 円 / 1 円 より 発売日: (1960-12) アマゾン売上ランキング: 76614 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 26件 「芋虫」が好き有名どころが揃っていて、入門者にはお勧め。 個人的には「芋虫」が好きで、手元に置いてある。こんなのは自分だけかと思っていたら、結構同じことを書いていらっしゃる方がいて嬉しい。戦争で両腕、両足を失い、そのことを褒め称えた新聞記事と勲章を心のよすがに生きる男と、その妻の物語。他はトリックの点で古臭くなったり、抜かれたりもするだろうが、もうこういうものを書ける作家は出ないだろう。しつこいが、「芋虫」がお勧めである。 収録作の大半が乱歩の代表的短編◆「赤い部屋」 今宵も異常な興奮を求めて集まった「赤い部屋」の会の面々。 今晩の語り手である新入会員のT氏が、怪異な物語を語り始めた。 彼はこれまでに九十九人の人を殺害してきたというのだが……。 乱歩が谷崎潤一郎の「途上」という短編に触発されて 命名した「プロバビリティの犯罪」が描かれます。 「プロバビリティの犯罪」とは、明確な殺意を持ちつつも、直接的な行動を起こすことなく 人を死に至らしめることで刑罰から我が身をまもろうとする確率を利用した殺人方法です。 作中には、そうしたトリックが数多く盛り込まれているのですが、 オチに関しては賛否両論かもしれませんw 乱歩の大宇宙へどうぞ。江戸川乱歩の怪人二十面相と明智小五郎と小林少年率いる『少年探偵団』のお話は、小学校時代に貸本屋から借りてきては読んでいた。こんな魅力ある少年向けの作品はなかった。 この楽しい話を創る江戸川乱歩。この人物は何者かに気づいたのは乱歩の初期作品に接したことだ。中学一年生。最初の出会いは『屋根裏の散歩者』であった。ぼくは一気に大人になっていった。 想像できない不思議な宇宙を乱歩は描いている。乱歩の作品を夢中になって読み続けた。大人になった。以後は彼の世界に入り込み。 大人向けに書いた作品と、ぼくの知っている子ども向けの『少年探偵団』シリーズは、差がありすぎた。ぼくは感動し、大人 乱歩の世界に熱中した。 江戸川乱歩により、ぼくは世界を見る目が変わった。 奇妙な感性をもった少年になっていった。 ぼくは春陽堂書店の本から入った。 この新潮文庫の『傑作選』はすごい。他の社の文庫版もあるが 新潮社版は品位が高い。あらためて新潮社に敬意。乱歩の大きな世界を知るにはこの書は必携。 できれば、『屋根裏の散歩者』に出会い、『人間椅子』にエロテック、そしてとめどめもない乱歩の宇宙にはいられんことを祈る。 傑作ばかり「二銭銅貨」「二廃人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」の9編を収めている。 1960年に新潮文庫として出たもので、乱歩の傑作選としては決定的なものだろう。有名作品ばかりで、誰が読んでも満足できるのではないか。 トリックに凝ったミステリ、奇怪な思いつきを小説にしたもの、グロテスクな話と分野的にも取り揃えられ、バランスが良い。 ただ、あまりにもいいとこどりという感じがしないでもない。 エドガーアランポー文学史上、日本の本格探偵小説の確立者と呼ばしめる乱歩。探偵小説のみを書く作家と解していたのは僕だけでは無い事を願いますが、そうは問屋が卸さない事でしょう。仮に恐怖小説とでも呼ぶべき物も書かれておられます。 この『江戸川乱歩傑作集』は乱歩入門には最適で、処女作である『二銭銅貨』から『二廃人』『D坂の殺人事件』『心理試験』『赤い部屋』『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『鏡地獄』『芋虫』までの初期の短篇のうち、代表的な物を集めております。 頁を捲る毎に犯罪を冒しているような何とも形容し難い錯覚に襲われ、奇怪な興奮が増幅して行くこの感覚が堪りません。珠玉の作品の集まりである事は保証致します。 |