楢山節考 (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 380
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楢山節考 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 380 円 / 27 円 より
発売日: (1964-07) アマゾン売上ランキング: 36428 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 9件

主題 勘違い では
皆さん,この作品を勘違いしていないか。ころは奇妙な話でもなく,著者がいたずらにセンセーショナルな体に走った作品でもない。著者は婆さんの熱心さを,ひたむきさを表したに過ぎないのだ。そう思って書いてみたら,世の中の反応は全く異なったもので,著者自身驚いたという。
涙なくしては読めない
これほど平易な文章で、これほど凄みのある文章を読んだことはない 日本文学史上、最高の名作のひとつであると思う。映画はリアリティーがあったが、悲惨さばかり強調しすぎて、今ひとつだった 著者はこの作品で母親の姿に聖母マリアのイメージを重ね合わせて描いたという。出版当初、大変な評判を呼び、フランス語に翻訳されたとか。でも現在は洋書では出版されてないらしい。非常に残念である。日本ブームとかなんとかで、多くの外国人が日本文化を勉強しているが、彼らにもっとも読んでもらいたい一冊である。これは日本における一つの宗教のかたちである。
これはフィクションではない
 日本文学史上に残る名作です。
 しかし、この本は誤解を受けやすい。なぜなら、この村は作者深沢七郎の創作であって、ひとつのお伽噺と読まれてしまいがちだからである。老人病院や老人ホームの現状を知る方なら誰でも、この話は現代日本において紛れもない現実の話であることはすぐに了解できるだろう。
 当時アンチ・ヒューマニズムの作家と考えられていた深沢の本作が、現代における「姥捨て」を考えるきっかけになる、という意味では、まさしく50年が経過してこの作品の位置づけは変わったのである。
 それはそうと、この作者の「風流夢譚」、もう世に出ることはないのだろうか。何らかのかたちで復刊を希望したい。
楢山には神が住んでいるのであった。
とゆう一節が素朴に荘厳に響きわたっているような
表題作が良いのはもちろんの事なのですが、
和製“サタデー・ナイト・フィーバー”といった感のある
『東京のプリンスたち』のやるせなさがいいです。
音楽好きの人はぜひ!
こえーー
主人公は、歳をとったおばあさんだ。狭い村落の中で生きてきたので、自分の世界観に微塵も疑いを持っていない。僕らからみたら、異常としか思えなくても、その世界はおばあさんにとってごく当たり前の世界なのだ。
食べ物を盗んだ一家が皆殺しにされようが、孫がはらませた女の子が家に転がり込んでこようが、彼女にとっては誤差の範囲でしかない出来事だ。
反復される彼女の独白が、その奇異な世界にリアリティーを与え、読む人の心に沈み込んでくる。また、その口調が生活感のあるのだから、余計に怖い。
発表から50年近くたった今では、当時の常識も立派なホラーだ。