小説日本婦道記 (新潮文庫)

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小説日本婦道記 (新潮文庫)


新潮社

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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 11件

新潮「周五郎」その4 一途な想い
周五郎の作品のレビューを書こうと決意し、
小学館短篇シリーズ5作を投稿しました。
新潮文庫21冊を手元に揃え、うち20冊読破、
順々にレビューを増やそうと企んでいます。

女性として恥ずかしいような気持ちがしました。
周囲の為にする献身さ美しさが光ります。
これ程相手の事を慕い想う気持ちは素敵です。

その中でも「二十三年」は抜群なのです。
過去のレビューも見てくだされば…、
私が想いを重視していると理解していただけます。
大好きな人に出逢った2006年、
その気持ちが持続した2007年、
そして…期待が膨らむ2008年、
「おかや」ほどの想いがあれば無敵ですね。
そこまでの気持ち、一途さがあれば私の恋も…、
この先行方は分りませんが真っ直ぐに想うだけです。

婦道記の女性達も素直な気持で想っています。
それは絶対的な信念で固く固く想っています。
自分じゃなくて相手の為だけに想っています。
そして犠牲…とは違う…、
大好きな人を想った時に私にも理解ができました。
ただ、ただ感動
人が生きていく姿勢を感じました。夫、婦人、親子、上司・部下は役割です。役割を果たす人によって、その生きる姿勢によって人生は様々なようです。教条的なものは感じません。ただ、ただ感動を覚えました。今日現在生きていると言うことは、この物語にあるような歴史に名を留めることのない先人の営みの結果であろうと思います。小説、物語としておもしろく一気に読み、決意を新たにできた一冊です。
女性のやさしさ
女性の持つ優しさを描いた短編集。山本周五郎の物語は優しさに満ち溢れている。男性が主人公も物語もしかり。本作のように女性を主人公とした物語集では、その女性の温かさに僕たち男性はまいってしまう。物語の中身はタイトルでしっかり現されているが、その道を説いている物語ではないことは一読して理解できる。ただ市井に生きる女性達の「ある物語」を書き示しているのみである。それは本当に温かく、優しい。読後感は気持ちの良い、一言である。
繰り返すが、男性が理想の女性の道を説いているものではない。普通の物語である。
婦道あっての武士道
じつに美しい小説だと思った
日本史に出てくる将軍、大名を支えた武士とその道
その存在をさらに支えた決して語られることの無い妻とその道
人はこんなにも強く、美しくあれるのだと教えてくれる
しかもそれが美談に終わらない説得力をがある
人の心の強さを見くびってはならない
ヤマシュウに出会うまでの人生、損してました
収められている短編の殆どの話で滝のように泣けました。
現代人に忘れ去られた「日本人の美しさ」「心意気」が
全編に通じて感じられる本当に良い作品。
こんな世界があったとは…
知らずにいたこれまでの人生、損してたと思います。
ヤマシュウの世界に“はまった”きっかけの一作です。