午後の恐竜 (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 420
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午後の恐竜 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 420 円 / 1 円 より
発売日: (1977-05) アマゾン売上ランキング: 49151 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 7件

色あせた感がない
ある日突然に都市の中に恐竜の幻影が出現するというあたりが
いかにも星 新一ワールドという感じ。
発表からすでに30年ぐらいが経過しているものの作品には色あせた感がない。
環境問題が特に重要視されつつある近年にこそふさわしいといえる作品。
最高の表題作
数ある筆者の作品の中でも、この表題作は、最も印象的であった。謎の恐竜の出現、その後のたたみかけるような展開、結末、現代への警鐘。存分に楽しめる。
老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います
目次
 エデン改造計画
 契約時代
 午後の恐竜
 おれの一座
 幸運のベル
 華やかな三つの願い
 戦う人
 理想的販売法
 視線の訪れ
 偏見
 狂的体質

 解説 尾崎秀樹
 カット ヒサクニヒコ

本書は1968年10月に早川書房より刊行された「午後の恐竜」の前半の11編を収録したものです。後半の10編は新潮社文庫「白い服の男」に収録されています。

1000編を越すSF短編小説を残し、ショートショートの神様と呼ばれた星新一さんの作品11編を収録。

短編なので読みやすく、それでいてしっかりオチがついていて、時には自分の考えの及ばないような意外性のある結末に感心し、自分とは違った新鮮な考えに触れ、ものの見方や考え方が広がったような気がします。また、星さんの作品は後世多くの人々に読んでもらえるようにと、具体的な地名や人名といった固有名詞をなるべく登場させないことで、通俗性を出来る限りなくし、読みやすく分かりやすい文章で書かれてます。そのため老若男女を問わず大いに楽しむことができると思います。
一番怖い作家は・・・
星新一、小松左京、筒井康隆と当時のSF作家の作品を皆と同じ様に一巡りした私に、ある友人が言った。
「3人の中で一番怖いのは星新一だよ。」と。
この作品を再度読んでしみじみその言葉に同意できた。
ドライな文体、日本人が持つ独特の湿気を感じさせないストーリー。
そして、その裏にある人間を突き放した目。
「午後の恐竜」はどんな最終戦争物よりも怖さと切なさがあった。
私の持論だが、この人の文学的な資質は、大伯父にあたる森鴎外に
通じるものがあると思う。
100年後でも通じる作品を書いて来た作家だと感じた。
やっぱすごい
一気によんでしまいました。
どれも楽しかったですが、
特に『華やかな三つの願い』が気に入りました。

電車やバスの中で気軽に読めるし、ショートショートってやっぱいい。
星新一ってやっぱすごい。