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桜島,日の果て 改版 (新潮文庫 う 3... |
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新潮社 価格(new/used): 500 円 / 143 円 より 発売日: (2008-07) アマゾン売上ランキング: 179484 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件 作者の大切にするものが感じられた戦争は人間を極限に追い込む、戦地に赴いた経験がなくてもそれぐらいは分かる。しかし頭で分かっていることと、身体で経験したことはまったく違う。この作品を読んでいると改めてそう感じる。 彼の戦記物の主人公は、戦闘のまっただ中にいるわけではない。しかし死は常に隣り合わせに感じられる環境だ。そんな緊張と諦観に支配された日常で、周囲に頽廃していく戦友たちを見ながら、正気を失わずに踏みとどまっている。彼がそうできる理由はどこにあるのだろうかと考えると、それは主人公(作者)が持っている尊厳とか矜持なのではないかと思える。生き延びたいという気持ちとは別に、誰に指摘されるからでもなく、大切にすべきものがある。かれはそう訴えているように思えた。それは舞台が戦後になった作品でも変わることはなかった。 |