棘まで美し (新潮文庫)

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棘まで美し (新潮文庫)


新潮社

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発売日: (1957-09) アマゾン売上ランキング: 649199 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 2件

青春
主人公は画家を目指しており,ひたすら絵の勉強をしています.
そんな主人公は,先生の所で一人の女性を好きになりますが,その女性は他の男性を好きになります.
そんなことがあっても,主人公はその女性の幸福を祈り続け,絵の勉強を怠ることなく,日々をすごします.
結局この二人はハッピーエンドになるわけですが,この小説をただの恋愛小説として片付けることはできないでしょう.

恋愛以外の要素としては,絵が大きいと思います.
主人公やライバル(?)の絵に対する情熱や勤勉さにはとても驚かされます.
また,それぞれの絵に対する表現にも驚かされます.
作者自身の絵に対する思い入れが伺えるかと思います.

若者が,絵に,恋に,想いをめぐらしていく小説です.
若々しい青春が描かれていると思います.ぜひ読んでみてください.
恋ってさ……
 この本は、武者小路実篤の代表作『友情』と構成が酷似している。一人の女と二人の男が繰り広げる恋のアラベスク……ただ、『棘まで美し』は主人公がハッピーエンドを迎えるのだが、この点が、アンハッピーエンドな『友情』とは異なっている。
 ここにおいて、両者を三角関係的2パターン姉妹作品とでも言おうか。