坊っちゃん (新潮文庫)

- 新潮社 価格 ¥ 300
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坊っちゃん (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 300 円 / 1 円 より
発売日: (1950-01) アマゾン売上ランキング: 6900 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 45件

読みやすくなりましたね。
中学に入学して間もなく(約25年前)文庫本を読むことに凝った時期があり、その当時も坊っちゃんは読んだが、当時はなんだかよく分からずに終わってしまった。

先日、書店でふとこの本が目に留まり、表紙のイラストが当時のままで懐かしさを覚え衝動買いしてしまった。当時より活字が大きくなって読みやすくなったのと、自分自身がそれ相応の年齢になって物語に書かれていることを理解できるようになったこともあって、楽しく読ませてもらった。

今と時代背景は異なるとはいえ、学生生徒と教師の関係や教師同士の関係など人間関係の機微を捉え、そこに坊っちゃんという正義感の強い(でも今回は多少自己中心的にも見えたが)人物を据えて言いたいこと・言うべきことをズバズバ言っている姿に快感と羨ましさを覚えた。現代でこんなことをしたら自分はどうなってしまうのか?と思ってしまうからなんだろうが・・・。

初期の作品であると共に漱石の作品としては短めの作品でもあり、ストーリー展開も単純で読みやすく、これをきっかけに国民的作家とも言われる漱石の作品にどっぷりと浸かってみるのもいいと思う。
新解釈を踏まえて
漫画「坊っちゃんの時代」を踏まえて読むとずっと痛快な小説だと思っていた坊っちゃんという作品が妙に切ない作品に思えてきます。清とマドンナは旧新時代を象徴する存在として、また赤シャツや野太鼓は時の権力者に、そして坊っちゃんは時代に敗れさる者として見ることができる。
潔い!!
この作品 淡々と進んでいく感じだけど、読み終わった瞬間 潔い!!って感覚が沸き上がって来て、初めて読書で感動を味わいました
今こそ、坊っちゃんのような生き方を
「KY」なんて言葉が頻繁に使われる現代。
個性を犠牲し仲間に合わせることが多くなっているのではないでしょうか。
そしてまた、現代は理性の時代でもあります。
理性に埋もれてしまった自分の感性。
そういったことが、生きづらい世の中を作り出しているような気がします。

坊っちゃんは、周りのことはおかまいなしで、
自分の言いたいこと、やりたいことをズバズバ行っていきます。
現代風に言えば、ただのKYじゃない。勇気と情のあるKY?なんです。

あれもダメ、これもダメ・・・「生」への制限が多くなった今、
「坊っちゃん」のような味のある人間が極端に少なくなりました。
心のもちよう
登場人物の心が非常に痛快です。

あるあると思わせる部分、
こうはなりたくないという部分、
こうありたいと思う部分、
人によって様々にあると思いますが、
登場人物の人となりとその行動に惹かれます。