雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新...

- 新潮社 価格 ¥ 380
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雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)


新潮社

価格(new/used): 380 円 / 1 円 より
発売日: (1991-07) アマゾン売上ランキング: 82352 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 24件

旅情気分をそそられる
旅の醍醐味を気負わずに、
淡々と語ってくれているという
旅情気分そそられまくりの一冊であった。
紀行ものというより、とりあえず感想・・・という感じが良い。
男性しか入れないギリシャの修道院の島、アトスの、
新鮮な食べ物の描写や、
どんどん過酷になるトルコの誇りっぽい町の雰囲気。
どれも、ドキドキさせられる。
(トルコには、2年前に行ったのに、
私の知らないトルコばかりだった。)

親切には素直に感謝して、おせっかいには正直に辟易する。
偏狭の地を旅する男って、タフぶりを強調したがるものだが、
編集社の金で現地ではバカ高い船をチャーターしたことも普通に語る。
とにかく肩がこらない。

このマイペースぶり。
私は好きだな。
読み物としては…
確かにこの本は率直で、現実的な(こういった旅行記にはあまり向かない)エピソードばかりが目立ちます。
それも、あまりにバックパッカー的な話ばかりです。(環境の劣悪さ等々)
この手の話に付き物のありがちな誇張はなく淡々と旅が進み、読み手は退屈を覚えるかもしれません。
正直なところ旅行記としてはあまりに地味だし、エッセイとしても魅力に欠けます。

この本では著者は完全に旅行者としての目線で物を見ているようなので、そこらへんを「やがて哀しき‥」等と比べてみると面白いです。
雑な本
文中の作者は常に疲れてイライラしている。
文句ばかり言ってるし、エンディングはあまりに唐突である。
村上作品の中でも最も乱暴にかかれた本だと思う。
しかし、読んでいるととっても心地よいのだ。
旅の疲れが伝わってきて、旅をした気分を味わえる。
とっても心地よい疲れだ。
何度も何度も読んでしまった。
後のアメリカ生活をかいたエッセイはとっても丁寧に書かれているが
読返したいとは思わなかった。
乱暴でも雑でもストレートな文章は心に響くものだな、と思う。
たまに読みたくなる本
私はこの本を会社に置いておき、昼休みに時間ができたときにたまに読んでいました。
数ページずつ、たまに読んで気分転換するのにちょうどよい本です。

ギリシャの聖地の部分は、普段立ち入ることができない地となるので、興味深かったです。
キリスト教徒を馬鹿にした旅行記
村上春樹氏のファンではあるが、この旅行記はいただけなかった。
どういういきさつで村上氏一行がアトスを訪れることになったのかは本書を読んでもわからない。しかしどういういきさつにせよ、アトスはこの現代においても女人禁制のギリシャ正教の聖地である。そこへキリスト教徒でもない外国人が特別ビザを発行してもらい入れてもらうのだから、あまりキリスト教を茶化したような旅行記は書いてほしくないのだ。キリスト教徒に対して失礼だ。
一向は何ヶ所かの修道院に泊めてもらいながら旅をするのだが、修道院の評価は出された食事がおいしかったかと、移動途中で食べる食糧をもらえたかによってしかなされていない。
そもそも異教徒が修道院の評価をしないでほしい。
トルコ編の終わり方がまた唐突で、これで終わりとは信じられなかった。自分が買ったこの本は、落丁本ではなかろうかと思って書店で別の本を調べてしまった。