彼の撮った写真、書いた文章を数冊読んでいて出会った絵本。急逝した年のはじめに出版されている。時期を予期していたかのようにさえ感じてしまう……いのちのために、彼自身がいのちを落とすことを。それはまた永遠に繰り返す新しいいのちのつながりを示しているのだと信じる。
全ての生物は、他を殺さなければ生きていけない。人間も例外ではない。動物や植物を殺し、それを食べなければ生きていけないのだ。文明の進んだ人間だけは、その当たり前のこと・・・生物が一番忘れてはいけないことを、忘れてしまった。だから、当然、狂った。
これまで、私のために死んだものたち。これから死なねばならないものたち。膨大な数のそれらは、再び、私の中で生きる。「祈り」を忘れない。