日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (...

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日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第22巻) (ビッグコミックス)


小学館

価格(new/used): 530 円 / 350 円 より
発売日: (2006-10-30) アマゾン売上ランキング: -- 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 10件

偏執的な失敗作
およそ一国の理念なり行動なりに、一片の正義も大義名分も含まれていないなら、その国は国際世論にも後世の史家にも相手にされないだろう。第一次大戦で疲弊したドイツにおいてナチスの理念が一面では正しかったように、すべての善悪は時代にあって相対的なものである。歴史を検証する上で大切なことは、一部の指導者層に正しい理念があったかどうかではない。現場で何が行われ、それが後世に何を残したか、である。

19巻まで読んだ後、私はこの作品をかなり評価し、政治的にも意外に中立であると感じた。しかし、打ち切りとなった本巻に至って、作品としてはもはや完全に破綻し、また、思想的にも右へ大きく偏向している。これはもはや読者を想定した作品ではなく、単に作者の創作メモに過ぎない。文字ばかりが大量に並び、絵は粗雑で、構成はないに等しい。いかにも執着気質の作品であり、病的であるともいえる。一言で言うなら粗悪品である。

思想的にはいろいろな立場があるだろう。しかし、気に入らない意見はすべて洗脳の結果として排斥し、戦争をパワーゲームとしてのみ考え、一部指導層の理念のみを賛美する立場は、戦争ごっこ史観に染まった安楽椅子右翼の空想としか思えない。真の右翼思想家に対して失礼である。

どんなに立派な理念をもった指導者がいても、組織は必ず、それとは異なるより低次元の意思によって動くものである。また作者自身が指摘するように、国民は決して高邁な理念を理解しない。一糸乱れぬ統率などというものはアリ並みの知能でもって初めて可能なのであり、中途半端に賢い人間にとって、戦争が生むのは悲劇のみである。戦争とは戦場であり、その現場を見、自分がそこに居ることに同意できる人だけが、戦争を肯定して語る資格をもつと思う。まして、好き放題書いておきながらそのあとで「まんがなど信じるな」と予防線を張るような卑怯な態度に、私は呆れるほかなかった。
教科書が教えない歴史マンガ
多彩な文献を基に歴史をわかりやすく書いている。しかしマンガなので、当時の写真や図をもう少し研究して戦闘場面や明治時代の日常生活などの背景を埋めて欲しかった。
諸事情があったのだと思うが....
江川氏の作品(単行本)を購入する読者にとって、その辺の諸事情を理解しつつ購入する読者はそう
多くないだろう。これまでの作品のクオリティや素晴しさに魅かれて購入を決める人も多い。
本巻の詳細については、個人的にも作画の荒さ・・・というか雑さばかりが印象に残った。
これまでの江川氏の作品は素晴しいものばかりだっただけに、大変残念でならない。
あ〜あ
マンガでありながら、異常な量の文章。台詞、ト書き・・・まるで、下書きのような感じである。挙句に、日露戦争に繋がるような内容ではなく、第二次大戦ことまで。文脈が繋がっていればいいのだが、作者の思い入れに偏りすぎる傾向にある。こうなると、買ってまで読もうという気にはならない。
10巻ぐらいまではきちんとしていたが、それ以降はちょっと・・・
もっと読みたい!!
読み終わって「え?打ち切りになったの?」と驚きました。

たしかに文字ばっかりだし、今までの江川さんの作品とは全然違う難解なもので、一冊読むのに二時間かかり、理解できるのが半分程度というものでした。
自分のような理解力に乏しい人間にはなんとも骨が折れるマンガです。

しかし、何回も読むうちに理解も深まり、面白くなってきました。
この巻の最後の方はとりあえず言いたかったことを全部吐き出したかのようなもので、逆に江川さんの言いたいことが端的に現れていて面白かったです。

やはり歴史を知りたかったら、自分で史料に当たって自分で勉強するしかないのかな。
満州国のことも東京裁判のことも自分は知らなすぎです。

第二部はもうちょっと読みやすくして欲しいなあ…というのは甘えかな?
続き楽しみにしてます。