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怪笑小説 (集英社文庫) |
| - 集英社 価格 ¥ 520 | |
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怪笑小説 (集英社文庫)集英社 価格(new/used): 520 円 / 101 円 より 発売日: (1998-08) アマゾン売上ランキング: 5393 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 24件 ○笑小説3種レビュー怪笑、毒笑、黒笑の3つをセットで購入しました。 「あのころ僕らはアホでした」を読んで、東野圭吾の著作をもっと読みたいと手を出すことにしました。 結論から言えばどれも「引っ張るわりにオチが弱い」「特に笑える小説ではない」というのが私の感想なのですが…以下個別レビュー。 3つの中で一番面白かったのがこの怪笑小説。 「超たぬき理論」はこの世のオカルト・超常現象は全部たぬきの仕業である、と主張する人物が主人公。 幼いころ出会ったタヌキの「キューちゃん」との別れから全てが始まったのだが… 「あるジーサンに線香を」、アルジャーノンのパロディーですが、別に知らなくても読めます。 しょぼくれた老人が若返りを通じてどんどん変化していく様子は見ていて面白いです。 そのほかのものは筆者が何を言いたいのかわからない、何のパロディーかはわかるが別に面白くない、という程度でした。 練り上げられた充実のエッセイ集。東野氏の「笑い」へのこだわりに注目!本書はこれに続く『毒笑小説』と『黒笑小説』とあわせ3部作をなしている。今回残りの2冊を読み、東野圭吾氏の笑いへの「こだわり」をあらためて痛感させられた。3部作の出発点『怪笑小説』に所収された計9本のエッセイはどれも魅力的で練り上げられたものばかりで興味が尽きない。巻末には東野氏自身による異例ともいうべき「あとがき」がすべてのエッセイに対して付され、各エッセイの背景にある作者の心理や執筆動機などを窺い知ることができる。 「解説」を担当された真保裕一氏が丁重に述べているように、従来の東野圭吾の諸作品に慣れ親しんだ読者からすれば、本書のような短編集はそのタイトルからして思わず首を傾げざるを得ないであろう。「あとがき」が作者の「照れ隠し」であるという説明には十分に納得できる。貴重な「あとがき」である。本書の内容について詳しく紹介する必要はない。興味をそそる主題から自由に読んでいけばいい。個人的には「逆転同窓会」、「しかばね台分譲住宅」、「あるジーサンに線香を」の3編が特に印象深かった。 なお『毒笑小説』の巻末には、京極夏彦氏との対談が掲載されており、両者が「笑い」作品にかなりの労力を費やしていることが克明に記されている。「この人おかしいのではないか」と思われるくらいの作品を仕上げたいという覚悟のもとに執筆していることを知った以上、われわれは単に「流し読む」のでなく、作者の「笑い魂」なるものを少しは意識して読み進めたほうがよい。「笑うスイッチと泣くスイッチ」は「近所にある」という二人の呼吸ぴったりの会話に私は思わず「なるほど、深い!」と呟いたほどだ。 いずれにせよ本書を含む3部作(もしかしたら更に続きがあるのかもしれない)は、東野圭吾の諸作品において特別な意味を有しており、本格推理を書き上げたとき以上のエネルギーが凝縮されていることを忘れてはならない。「笑い」の奥深さに挑む傑作集だ。 ユーモアのセンスが光る作品郡おもわず、うふふ。。とほくそえんでしまう短編小説集です。 巨人の星のパロディー版のような一徹おやじがおもしろかった。最後のオチが最高です。 (これを読んで思い出したことは、私の友人のこと。彼女は巨人の星のテーマソングの中で、”思い込んだら、試練の道を。。。”のところで、アニメ映像で飛馬がテニスコートとか整備するときにつかう鉄の丸いやつ(リヤカーみたいに引くものがついているあれです)を、一徹おやじに叱咤激励されて引っ張っているのをみて、あー、この鉄のまるいものは”コンダラ”(重いコンダラ?)っていうんだと20年間疑わなかったそうです。) あと、ちょっと切ないのはアルジャーノンに花束を張りの、”あるじいさんに線香を”。おかしいながらもちょっと泣けるお話です。 最初の”鬱積電車”はオチは別にして、本当に電車の中って、あんなふうに心の中で各自が考えていそうで興味深かった。 東野流「ブラックユーモア」人間のドロドロした部分をお笑いの域にストンと落とす、著者のテクニックはさすがだと思います。 短編で9作収められていますが、ほとんどが「話全体的に面白い」というよりは、後半の数行、話によっては最後の一行に「オチ」があります。 ただし、 ブラック‐ユーモア【black humor】 陰湿で気味のわるいユーモア。道徳やタブーにわざと触れるようなユーモア。 と、某サイトの辞書でも書かれているぐらいですから、程度の差はあってもどれも「笑い」の中でも決して「健全な笑いが出てくる話」とは言えません。 9作のうち、後半に行くにしたがって、特に「ブラック」の度合いが高くなっていく印象があります。 私の場合、「鬱憤電車」のその後を想像したら、肩がブルブルふるえるような笑いがこみあげてきたことと、「追っかけバアさん」の、バアさんの「憧れのスターに会う為」の執念というか、パワーの描き方の上手さに星4つとしました。 コミカルでシニカル面白かった。 『毒笑小説』の方がインパクトがあるが、これも面白い。 「鬱積電車」なんか、よく想像したなーと言うか、いかにもあり得そうで面白い。 まあ、自白ガスなんてないだろうけど。 「逆転同窓会」も、実際教師の立場からすると偉くなった生徒ってこんな感じなのかなーと思った。 |