嫉妬の香り (集英社文庫)

- 集英社 価格 ¥ 560
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
嫉妬の香り (集英社文庫)


集英社

価格(new/used): 560 円 / 1 円 より
発売日: (2004-05) アマゾン売上ランキング: 119575 位
文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 3件

人間くささを感じます。
私は相変わらず、何か、を捜し求めていた。何か、こそが人間には常に重要なのである。
しかし、何かを最初から知って生まれてきた人間はいない。死ぬまで何か、に取り付かれ、
何か、を追い求め、何か、が何かわからず、中には精神が壊れたり、自死を選ぶものもでる。
私は徒然ほど恐ろしいものを知らない。変化のない環境で感ずる退屈とは、つまり、
人の死なのである。虚ろから逃げるために人は恋をし、愛の中に自分が生物として
価値があることを見つけ出そうとしている。

なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。
色々と思考を重ねた・・・
辻 仁成の本は色々な意味で「愛」について考えさせられる。そんな中でこの本もまた私は色々と思考を重ねました。本当の「愛」、そして「嫉妬」について私もまた主人公のように思いを巡らせました。
男女の嫉妬が愛を狂わす
私には嫉妬という感情はあまりない。

男の愛情の嫉妬は、なおさらわからない。
嫉妬のために自分の精神状態を苦しめ、
死に近づかずにはいられなくなってしまうなんて、
そんなにも、愛に惑わされてしまう男の人は
思い込みも激しくて、私はちょっとひいてしまう。

でも 小説としては、
かなり はまってしまった。

ミノリの「私はじわじわ心が動いていくタイプなの
少しずつしか人を愛せない」
わたしもそうだから、彼女の気持ちがよくわかった。
いろんなことがあって、それでも彼を愛せるミノリの
強さと潔さが私は好き。
たとえ彼が、彼女を選ばなくてもそれでもたぶんミノリは
自分の選んだ人生に満足なのだと思う。