白夜行 (集英社文庫)

- 集英社 価格 ¥ 1,050
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白夜行 (集英社文庫)


集英社

価格(new/used): 1,050 円 / 500 円 より
発売日: (2002-05) アマゾン売上ランキング: 279 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 298件

これもひとつの愛
物語には白夜行というタイトルのもとになったシーンが出てくるが、
読み終えた後はなるほどな、と思った。最初は安っぽい昼ドラのような
イメージが強かったが、多くの登場人物との伏線に俄然興味がわいて、
思いがけない展開の連続に目が離せなくなった。過去に読んだぶ厚い本
の中でも最短で読み終えました.
東野氏は後のエッセイで、この作品をある選考員にトラウマという一言
で片づけられたことを残念がっているが、この犯罪の根底はそんな短絡
的な一言で済まされるものではないと思います。
雪穂と亮司の心理状態は書かれていないが、注意して読んでいけば
あらゆる箇所で想像をかきたてる材料があります。例えば小学生の雪穂
が作った小物入れにR.Kと刺繍していることや、彼女が大阪にオープン
させた心斎橋店のR&Yという店名など...
いろんな男女がからみ合うシーンがでてきますが、最も愛し合っている
2人は誰だったのか.
冒頭から出てくるササガキという刑事がいい味だしてます.
後半はどういう終わり方をするのかハラハラしましたが、最後もこの
おやっさんが結末を見届けてくれてほっとしました.
ある男たちの下劣な欲望を発端に雪穂は冷徹な悪女になり果てるが、
その彼女を支えたものは亮司のゆがんだ愛情でもある.
読み手の想像力や恋愛経験によっても感じ方がさまざまな作品だと思います.
白夜行
面白かった!!!
今頃になって読みました。
もう、すっごく面白かったです!!
長い作品ですが、読み終わってしまうのが残念でした。
もっと知りたいことがあるのに〜!という感じで。

続編であるという「幻夜」も読んでみようと思います。
彼らは何を目指したのか?そして彼女はどこへ行くのか?
 東野圭吾氏の作品の中でも、個人的に最も印象に残る作品です。
 これだけのボリュームにも関わらず、作品全体に張り巡らされた伏線によって、物語の緊張感は維持され一気に読まされてしまいます。
 作者自身がインタビュー等で語っているとおり、物語は読者以外には真相が解らないような形で進んでいきます。さらに主人公である亮司と雪穂が直接接触する場面もないため、犯行の動機などは読者の推測に委ねられてしまいます。
 読後感は“爽快”といったものには程遠いのですが、かといって二度と読みたくなくなる類のものでもありません(実際に「幻夜」を読む前に再読してしまいました)。それは、亮司と雪穂が少年少女時代に身勝手な大人達から受けた「心の傷」ともいうような経験や、お互いへの思いやりに対する同情からかもしれません(陳腐な言い方ですが)。
 ただ、数々の犯罪を重ねていく先にあったであろう、二人が目指したものは結局解らずじまいでした。このことは、続編的な作品で描かれていくのでしょうか・・・
う〜ん・・・・・・
 私はTVドラマの方を先に観てしまったので、犯人も、犯人達がどういう流れや心境で犯罪を行ったのか、知っていたわけなので・・・・・、プラス私がこの本をわざわざ買った目的は、この2人の心境をもっとリアルに細かく知りたかったからなので・・・・、お読みになった方は分かるとおり、その目的は果たされませんでした。
 ただ、先に原作を読んでいたら、もしかしたら面白かったのかもしれないな〜と思いました。私はこういう主人公達の心情に一切タッチしない手法の小説は、初めてだったので、楽しめたかどうかは分かりませんが・・・。なんだか、とても悔しいので、続編?にあたる「幻夜」を読もうと思いまっす!
初体験でした
批判的なレビューが多いですが、小説は何もハッピーエンドで終わる必要はないかと思います。
私は天童荒太氏の『永遠の子』で身体が震え上がるような読後感を体験しました。
以来、「感動できる小説はないか?」と書店へ通う様になり『白夜行』に出会いました。
二つの作品はテーマが類似していますが「小説には、こんなラストもありなんだ」と、教えてくれたのが『白夜行』です。
女性の読者には不快な場面もありますが、表現の自由という法の許容範囲内ではないでしょうか。
とにかく小説に感動だけを求めていた私みたいな本好きに一読していただきたいです。
もちろん、読後は好き嫌いがハッキリ別れるでしょう。