写真とことば―写真家二十五人、かく語りき...

- 集英社 価格 ¥ 777
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写真とことば―写真家二十五人、かく語りき (集英社新書)


集英社

価格(new/used): 777 円 / 345 円 より
発売日: (2003-01) アマゾン売上ランキング: 83315 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 1件

揺らぐ写真評論家の必要性
身近に洪水のように溢れている写真。ギャラリーで飾られるものであれ雑誌にちょこんと載っている写真であれそれらはすべて撮影するひと(=写真家)が存在している。気になる一枚に出会った時、僕らはその写真家の写真集を本屋で探しまた古本屋、オークションで探す。見つかったら一段落つく。でもまだ気になる力溢れる写真というのがある。

 それは『写真世界』を彷徨うパスポートになる。そこは複雑な路地をもち州法をもつ連邦制国家だ。はじめての入国。国境で右も左も解らないため案内人(=写真評論家)を雇う。これで安心かと思いきやなにか違和感を味わうのだ。そうここは異国の写真世界。言語が違うようだ。翻訳についてまわる不自然さがそこにはある。ぎこちない案内を受けているうちに州境を越える。案内人は途端に落ち着きをなくす。居心地が悪そうだ。住人に出会う。僕らは驚く、言葉が通じよく理解できるのだ。案内板を見ると『写真家州』とある。後ろを振り向くと今までいたところが『写真評論家州』だったと知る。

 この本は写真家になれなかったと公言する飯沢耕太郎による写真評論家の敗北宣言だ。この本には写真家がシャッターを押す理由が僕らにわかりやすい言葉で語られている。