臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学...

- 集英社 価格 ¥ 714
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臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書)


集英社

価格(new/used): 714 円 / 46 円 より
発売日: (2001-04) アマゾン売上ランキング: 64422 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 10件

ダイアログでしか伝えられない
プラトン哲学も高等数学も、結局文章や数式以前に、人間の対話ありきで深めら
れてきた。現代の理系学生たちに、これだけ理想的な教師像は無かったのでは。
結局森「教授」が誕生することはなかった日本のアカデミズムに、森フォロワー
が出現することを望む。いや、もうたくさん出てきてるのかな。
得るものはきっとある。
 某国立大学工学部助教授であった著者は、単位をテストで取らせるようなことをせず(希望すれば、テストも可)、学生自身に質問させることで出席をとり、その質問に答えたプリントを配布するという授業形態を続けていた。この本はその問答を抜粋して掲載したもの。

 質問は建築やコンクリートに関する専門的なものもあれば、たんなる人生相談や著者にプライベートを聞きだそうという質問もある。
 授業であって単位を決めるための大切な質問やというのに、なんとまぁ情けない質問を書いているなぁと思いつつも、著者の切れ味するどい(けっこう、切れ味より避け方が巧いというのもありますが)回答にふんふんと感心しながら読んでしまいます。

 大事なのは「まえがき」に書かれた姿勢。結構得るものが多い問答でした。
人間の「斬新な」見方
質問で評価するというスタンスが斬新。内容以前に、それだけで価格以上の価値があります。
学生も、日頃から問題意識を持たざるを得なくなるでしょうね。
講義の評価だけでなく、入学試験や企業の採用試験でも応用できそうで、可能性を感じます。
う〜ん
質問に対してのらりくらりと上手くかわして結局答えてない、というのが多いんですよね…「質問→回答」で終わり、ではなく「質問→回答→さらに質問→さらに回答…」という形をとっていたら、もっとずっと面白い本になっていたと思うんですが、授業での質問をまとめたものだそうですから、仕方ないのかな。
僅かのやり取りの内からだけでも著者の頭脳の切れ味の鋭さ、優れたユーモアのセンスが伝わってくるだけに残念ですね。
教育者森も秀逸
2001年4月リリース。森助教授の授業をそのまま本にしたとも言えるもので、書くものは全て無駄なく出版し印税とするスタンスが貫かれていて清々しい。(●^o^●)

森氏は先生としても立派な人だったことが良く解る。つまりは手抜きの時間が一ヶ所もないのだ。僕は純粋の文系人間のせいもあるのかもしれないが、森氏のスキの無さに比べて理系学生はあまりにあまりに幼稚だ。ガッカリきてしまう。(●^o^●)

それ以上にガッカリくるのはN大である。これほどの逸材を何故いつまでも助教授に止めおき、義理と人情とムダに充ち満ちた意味のない会議会合にこの天才の時間を割くことを強い続けたのか!!!!!!!!!!ほんとにものの価値が解らないにも程がある。よーーーーく目を開いてこの人の価値、そしてこの人が食事と睡眠の時間を削ってでも表現したかったものに気がつくべきだ。それができないとしたらやはり教育者としては0点と言い切ってやろう。そのくらい怒っているのだ。

この中にも出てくるが、『会社の待遇に文句のある人がいたとしょう。どうして、その人は会社を辞めないのか、といえば、辞めて面倒なことになるよりは、今の待遇でも我慢しているほうが楽だからだ。』と森氏は言っている。でも森氏は辞めたのだ。これほどの人物を気持ち良く大学に置いて置ける境遇を創れるくせに創らなかったN大は本当に鈍感である。

この人以上に教授にふさわしい教育者がN大にいるわけがない、と僕は思う。(違いますか???)