ALL YOU NEED IS KILL...

- 集英社 価格 ¥ 600
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)


集英社

価格(new/used): 600 円 / 306 円 より
発売日: (2004-12) アマゾン売上ランキング: 20231 位
文庫 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 8件

ラスボスクリア!
東 浩紀氏の「ゲーム的リアリズムの誕生」で紹介されていたので読んで見ました。

同書でも触れられているとおり、本書は、「ボス敵をある手順に従って倒す」ことで先に進めるゲーム(ボス的な以外だったりしますが)の体験を小説化したものといえます。

経験を積んで、戦闘のスキルを身につけ、うまくなっていく。著者もあとがきで触れていますが、これは繰り返しのプレーの中で何度もリプレイしながら最後にはクリアするゲームでの経験そのものでしょう。さらにそれを、東のように「繰り返すゲームの世界にとどまるか、現実へと踏み出すかの選択」と読むかどうかは、人それぞれですが。

ラノベはあまり読みませんが、非常にうまく構成された小説。ゲーム好きはもちろん、そうでない人も以外な展開を楽しめます(ゲーム嫌いな人がラノベに手を出すかどうかはよく分かりませんが・・・)
テンポよく読める本
このライトノベルはありきたりなループもので、同じ時を繰り返す空間から脱却しようと主人公が孤軍奮闘するものです。
それでも、調理の仕方がうまくできていて、とても楽しむことができました。
ループを戦争という題材にうまくリンクさせていて、伏線の張り方が良くできています。

ストーリー自体はとてもおもしろかったのですが、もう少し主人公とリタの関係を掘り下げて表現して欲しかった。
繰り返される悪夢
 意思疎通ができない異世界生物との戦闘。戦術なんていう華麗なものがない消耗戦の中、戦場に叩き込まれる初年兵。あえなく戦死…と思いきや、目が覚めると出撃前だった。

 作者の別作品、「よく分かる現代魔法」とはまったく別のテイスト。はじめは重過ぎる出だしに少し躊躇したが、読み進むに従って、その物語に引き込まれていった。

 なぜ彼は、彼女は同じ日を繰り返しているのか。その答えと共に物語りは収束する。上下分冊として、もう少し書き込んでも良かったのではないか。それだけの深さのある作品だと思います。
ラストが、ちと勿体無い。
戦場に赴く前日を百何回か繰り返す時間ループ物。

文章はうまいと思うんだけど、題材が題材ですからねぇ・・・詳しい箇所までは想像が追いつかなかった。
ラストにちょっとしたどんでん返しがあって、それは本当なら読む者の涙を誘うようなシーンなんだろうけど、いかんせん短すぎるというかサラっと流されてしまうので、あまり感情が揺さぶられなかった。もうちょっとこう、男女の関係をねっとりと書いてくれれば心に残ったかもしれない。

面白い。
なんとなく手に取った本でしたが、一気にのめりこんでしまいました。
特に主人公が強くなっていく過程がよかった。
幾度と無く挑戦し、敵をガンガン倒していくのには燃えました。

私的には「よくわかる現代魔法」よりもお勧めです。
是非呼んでみてください。