完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上

奥本 大三郎 - 集英社 価格 ¥ 2,940
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完訳 ファーブル昆虫記 第1巻 上

奥本 大三郎
集英社

価格(new/used): 2,940 円 / 1,199 円 より
発売日: (2005-11-25) アマゾン売上ランキング: 40337 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 8件

宝物に出会えた
ファーブルの時代から1世紀以上経っている今、昆虫学に関する進展は目覚しいものであるのに、今なおこのファーブル昆虫記が愛読されているそのわけが、この第1巻上を読むだけで充分に分かります。昆虫の好き嫌いは全く関係ありません。この魅力溢れる文章、ファーブルの情熱、読み始めるととまらないこの面白さ!単に昆虫についてだけ述べてるわけではないファーブルの人生そのものであるこの昆虫記は、全ての人に感動を与えることでしょう。
とっつきにくいと思われたら、まずは子供用のファーブルの伝記を読んでファーブルについて知ってから読むほうがさらに興味を持ってページを開くことができるように思います。
全ての人に読んでもらいたい!と大声で叫びたくなるくらい、この本が大好きです!こんなすばらしい本に出会えて、こんなすばらしい人生を送ったファーブルを知れて、私は幸せです。
ファーブルへの興味はつのるばかり・・・!
「ファーブル昆虫記」とは何なのだろう?
 ファーブルは「雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲ」もっていたが「慾ハナク決シテ瞋ラズイツモシヅカニワラツテイル」ような人物ではもちろんなかった。いつも「こんちくしょう!」とわめきちらしながら、「ホメラレモセズ、クニモサレズ」みたいなものにはクソでもなりたくないと思い、自ら作りだした無数の手強い敵たちとごく少数の友人たちと共に、膨大な数の不運とわずかな喜びに満ちた、恐れを知らぬ、真に男の名に値する不届きな人生を生き切ったのである。ファーブルを人のいい自然愛好派おじいさんとでも思っていたら、あの世で張り倒されることになる。本シリーズは生物学的に非常に正確な訳とその膨大かつ詳細にわたる注釈とによって、これまで生み出されてきた中で最もすぐれた翻訳となった。
ファーブル昆虫記の面白さは保証付き。この完訳版の価値は?
僕たちが小学生の頃から親しんでいるファーブル昆虫記。内容の面白さは確定して
いると言っていい。問題は、この完訳版を買う価値があるかどうかでしょう。

書の構成は、ファーブルの本文一章(下段に虫や草木、動物についての解説付き、
また必要な場合は、昆虫の図版に見開き2ページを使っている)。
そしてその後に訳者の解説(一般的な知識に加えファーブル後の研究によって明ら
かになった点など)が続く、という構成で、特に本文は字が大きくて読みやすいで
す。

つまり、大人は本文と同時に下段、章末の解説と図版を楽しむ事ができ、子供に与
えれば、読みやすい本文と図版を楽しめるという、構成になっていると思います。

僕はファーブル昆虫記が大好きですし、将来子供に託せる可能性も楽しみにして、
このシリーズを揃えようかなと思っています。
ファーブルが身近になった
昆虫記発刊100年を記念したイベントを観覧して、幼いころ読んだファーブルの世界に興味を持ち、購入しました。
驚きました。子供のころに読んだものとはまるで違います。
訳がよどみなくかつ詳細であり、文章がとてもいきいきとしており、描写されている風景がフランスの光を受けて目の前で輝くように感じられます。
なんといっても、虫たちを観察するファーブルの興味深げで楽しそうな目の動きさえもみえるよう。こんな完訳版ならば、すんなりと大人も子供もファーブルの見ている昆虫の世界に入っていけます。
一つの巻がそれぞれ上下巻で構成され、全10巻を揃えるとなるとかなり高価なように感じられますが、装丁も美しく、写真や図、解説も細かく入れられている見ごたえのある本です。
我が家は今、少しずつ揃えているところです。
その糞転がしは、あの糞転がしではなかった
「糞転がし」に胸を躍らされた幼少時から、少し背伸びをして岩波書店版でファーブルの詳細にわたる観察力と持続力に感心した青春時代。そして最新の知見を得て訳された奥本先生の本書に出会った壮年期まで、自分にとって各年代で楽しめた数少ない本の一つである。今回、最新の知見を得て訳され、同じ糞転がしであって糞転がしにあらず、夜行性と昼行性を知ったのは収穫だった。また、訳の分かり易さもさることながら、カラーの口絵に加え豊富なイラスト、詳しい脚注もありがたく、そして何より楽しめた。