黒博物館スプリンガルド (モーニングKC)

- 講談社 価格 ¥ 620
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黒博物館スプリンガルド (モーニングKC)


講談社

価格(new/used): 620 円 / 16 円 より
発売日: (2007-09-21) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 7件

本当に面白いです
カバーがかっこいいという不純な理由で手に取ったのですが買ってよかったと心のそこから思っております。
本当に面白い作品です。
読み終わってから「…読んじゃった…」というような、何とも言えないあの、
読み終えてしまって寂しいような、それでも面白くって読めたことが幸せというような、
「良い作品を読んだ」あとのあの読了感をひしひしと感じることができました。
これを機に、藤田和日朗氏の作品をもっと読んでみようと思っております。
元ネタがあるんです。
 今後シリーズが描き継がれる可能性はあると思うけど、一応一巻完結の小品。
 舞台はヴィクトリア朝の頃のロンドン、いや、倫敦。
 近代化真っ最中の暗がりを残した大都市での奇譚はまさに藤田和日郎の独壇場。いつもの藤田節が炸裂してます。
 本作の一番のミソってのは元ネタがあるって点かな。主題となる怪人「バネ足ジャック」は最近映画にもなった「スウィーニー・ドット」などと並び、当時実際に流布されたいにしえの都市伝説なのだ。くわしくは本作執筆のきっかけとなった「ロンドンの怪奇伝説(仁賀克雄著)」をご参照してみてくだされ。
「このひとの新刊は無条件に買い」を信条としております。
魅力的過ぎるキャラ。
端役にも手を抜かない設定の詰めと密度。
狂言回しの使い方がまた絶品の巧さ。

意志をしっかり持った女性を描かせれば天下一品。
いわゆる「絵師」的な線ではありませんが、
「それで、だからどーした?」と一撃で捌ける勢いで
読者を引き込む面白さが詰まっております。

1冊読み切りが2作続きました。
大作も歓迎ですが、小品も素晴らしい。

今回も何遍読み返すのだろう?
死んだ石は割れても生きた笹は割けない
真っ先に思い浮かんだのは、ミスターチルドレンの「名も無き詩」である。
永い時を経ても語り継がれ、しかしその内情はいかなる物語だったのだろうか?
この物語はつまりそのたぐいの(文字通り伝奇)ものだ。メジャーでありながらマイノリティー。
孤独。しがみつく思慕だけがコアになっている。

奇妙でありながら圧倒的に人間臭く、やたら「かっこいい」主人公。
「藤田回し」「藤田漫画」。
熱血したいと願いたい方、買いです。
舞台が変わろうとなんら変わることの無い。まさしく「ヒーロー」そのものが堪能できます。

「ガキはいつか必ず、大人になるんだよ」
藤田和日郎の新作
「邪眼は月輪に飛ぶ」の時も思いましたが、藤田さんは短期集中連載が巧い。モーニングには合ってない気もしますが、僕は好きです。
「くだらないな。いいじゃないか。」
素敵な言葉ですね。