Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖 1...

- 講談社 価格 ¥ 560
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Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖 11 (11) (ヤングマガジンコミックス)


講談社

価格(new/used): 560 円 / 398 円 より
発売日: (2008-08-06) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 3件

ネタばれ含みます
最終巻です。
長い復讐劇もやっと終わりです。
この漫画シリーズ全体の評価としては星五つでも足らないかな・・と思うのですが、最終巻にはちょっと思う所があるので星三つです。
率直に言うと、どうも最終巻にしてはあっさりしすぎているような気がします。
前巻で捕らわれた十兵衛ですが、ここからどうゆう展開を見せるのかと思いきや、あっさりラスボスを斬っちゃいます。
まあ、こんな書き方するほど薄い内容じゃないですが、ちょっと展開が早いかと・・。
一悶着あった後おゆらが死に、自暴自棄(?)になった芦名銅伯がすべて道連れにしようとするが十兵衛にバッサリ・・。
・・・なんかもうちょっといいシーンが欲しかったです。
期待した十兵衛と漆戸虹七郎との戦いも、わずか刀一振りで終了。
堀一族の女達も最後わずかな出番しかなく、しかも活躍シーンすらない・・。
また最後、復讐がやっと終わったのに十兵衛とお千絵達の別れも至極あっさりしており、十兵衛への恋心はどこにいったのか・・?
なんか最後は急いで終わらせようとしているといった印象を感じました。
好きな漫画だっただけに、ちょっと残念な終わり方です。
でもまあ、やっぱり面白い漫画には違いないです。
抜けるような空の青を思わせる解放感。さらば、十兵衛
 せがわまさき流・風太郎『柳生忍法帖』の最終巻。前巻では、囚われの十兵衛にストーリーの停滞を感じてやきもきしていただけに、このエンディングは、久しぶりに息を吹き返したかのよう。爽やかな解放感があって、駆け足のストーリーとはいえ、好感のもてるものでした。十兵衛の惚れ惚れするような男っぷりはそのままに、ストーリーを結末へと導いた作者の手際に、拍手。

 絵的には、相変わらず、人物の瞳の入れ方がいいですねぇ。作者の『バジリスク』もそうだったけれど、なんとも言えない妖しさと切れ味があって、彼らの瞳、視線にぞくぞくさせられます。あと、上から見下ろす構図に、独特の旨味があるなあと。斜め上、あるいははるか天空のアングルから人物を見下ろした鳥瞰図的な絵に、まるで鷹になって出来事を見ている気分になりました。

 鳥といえば、「ホーホケキョ♪」の七郎の登場も嬉しかったなあ。あれ? でも、七郎も隻眼でしたっけ? い、いつの間に・・・・・・。今、第9巻をぱらぱらと見返して、「あ。もしかして、この場面でかな?」なーんて当たりをつけたところであります。違ってるかもしれないけれど。
これぞ大団円、そしてそれ以上に……
長い長い復讐行も最終局面、いよいよ完結です! 獣心香に心をみだされ、そこから醒めたおゆらの告白とは!?
前半は堀の女たち、後半はおゆらとおとねというヒロインが光る本作。
きわめつけの悪女が叫ぶ魂の声は、せがわ先生の丁寧な作画と原作の台詞があいまってたまらないものがあります。

おゆらの悲恋をへて、いよいよ蛇の目はひとつ!
絶体絶命の危機のもとにあらわれたのは、サプライズゲスト!?
山風忍法帖では例外的なハッピーエンドへの進み方はチョイとあっさりすぎかも(大筋は原作通りですけどね)。

でも、そんな大団円以上に心をうつのが最後の頁。
尼となって生き続けるヒロインよりも、最期の最期で魂を燃やし尽くした彼女こそ、本当に思いを遂げたといえるのかもしれません。