メダロット・ナビ (コミックボンボン)

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メダロット・ナビ (コミックボンボン)


講談社

価格(new/used): -- 円 / 915 円 より
発売日: (2001-12) アマゾン売上ランキング: -- 位
コミック / 在庫切れ
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 5件

絵本のような、漫画。
 わたしはメダロットという漫画そのものを、あまりよく知りません。
 この漫画に惹かれたのは、画、それだけでした。
 メダロットはいまだによくわからない代物ですが、この漫画をみてわかったことは、
●おもちゃ(ともだち)は、こどもにとって大切なものである
●おもちゃ(ともだち)は、使いようによってはだれかをキズつけることができる
 この二つを、『こどもたち』に優しく説いている。この二つ以上のモノも説いているのかもしれませんが…。
 記憶は、過ぎ去っていく。けれども、ともだちとの思い出は、簡単には忘れられない。とくに、大切なともだちとの思い出は。
メダロットの一つの区切り
星の王子様であり、ピノキオでもあり、自分のこのマンガの印象は「絵本」だったりする。
現在から過去へ、過去から未来へ、未来から過去へ。頻繁な時間の移り変わりは混乱を招くが、語られるテーマ自体はいたってシンプルだ。
やや難解で人を選ぶきらいはあるのは確か。けれどその寂しげで暖かな雰囲気とメッセージには触れることが出来ると思う。

やや脇道にそれるが、過去マンガに登場したり、掲載された読者の投稿したメダロットは、攻撃的なものが多かったように思う。
それは元のゲームの性質を考えれば仕方のないことだし、微笑ましくもあるが、残酷な面も持ち合わせているのも確かで、
このメダロットナビでは「君の友達はそれでいいのかい?」とやさしく諭しているようにも、思える。
なにかとほるま版コミックと比較される藤岡版だが、ここへきて奥底に繋がるテーマはメダロットの世界観を下敷きにした、同じもののように感じた。

ゲームの内容にはあまり触れられず、いわゆるコミカライズとは異なるものになっている。ゲームをやっていない人でも楽しめるが、触れた人はもう少しだけ、この優しく寂しい世界の空気に溶け込めるかもしれない。
最後で示された本当に大事な事
メダロットとマスターという関係…最初から人間的な感情を持ち合わせているが故に、命を得たいと求める行為…メダロットが持つ深刻性が高くなり得るテーマに真っ向から挑んだ作品だと思います。

現実世界でいえば
・かけがえの無いパートナーとの生き方。パートナーのあり方
・かつて失った最愛の人と、新しく愛したいと思った人との関係
・自分らしく生きる事
等、作品世界でも近々忘れ去られた様な大切な事がそこかしこに散りばめられています。

確かに絵的には見辛い物がありますし、コミックボンボンの読者層が迷走しているとは言え、明らかに某コロコロの元ライバル誌の連載作品とは思えない内容な側面もありますが、だからこそ今の中高生以上の人でメダロットが好きな人に読んで欲しいと思います。

藤岡先生に対するメダロットRでのマイナス印象も一撃で吹き飛びますよ。
友達
他のメダロットのマンガ等は、メダロット同士のバトル(ロボトル)をメインにしているのに対し、この作品はメダロットの「お友達ロボット」の部分をメインにしている。

ストーリーは人間・カスミとメダロット・バイザンがそれぞれが主人公の二つ話が同時進行(本の造りの事で、二つのストーリーにはおよそ数年の差があると思える)し、多少異なるがGBAのゲームの前後ともつながるので、ゲームを持ってるのなら是非購入するべきだろう。
絵は「見ずらい」と言う人も居るかも知れないが、とても美しい。

友達か、それとも兵器か…
藤岡建機先生の独特な絵、そして今までのメダロットシリーズとはまったく違う斬新なデザインのメダロットが登場します。

このメダロットナビはゲーム版のストーリーではなく、メダロットは『友達なのか、それともただの機械なのか』という題目でストーリーは進んでいきます。この本は、はっきり言うとマンガではなく詩です。何度も読者に聴いてくるシーンが多々あり、何度も考えさせられました。内容は難しく、自分なりの答えを導き出すには少々時間のかかるものです。

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