金正日の正体 (講談社現代新書)

- 講談社 価格 ¥ 756
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
金正日の正体 (講談社現代新書)


講談社

価格(new/used): 756 円 / 117 円 より
発売日: (2008-08-19) アマゾン売上ランキング: 90564 位
新書 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.5 / 総数: 6件

金豚は既に・・・
 北朝鮮の専門家としては、最も信頼できると思われる重村氏の大胆な著書。
金正日が重病ではないかと世間が騒いでいる中、
何年も前に死亡していたのかもしれないと指摘するのには少し驚いた。

 しかし、その根拠が述べられていくにつれ、根も葉もある話であることに気づく。
2003年以降の北朝鮮の政策決定の遅さ・(以前ならありえなかった)撤回などは、
この国が集団指導体制になっていることを匂わせる。

 それでも「影武者」を表舞台に出すことで何とか体裁を保ってきたという。
すると、2度目の小泉訪朝の時は影武者だったことになる。
 ならば、今年2008年の建国60周年記念行事にも影武者を出席させればよかったはず。
それすら出せなかったということは、影武者がいなくなったということなのか。
重村氏の更なる見解を聞きたいところである。

余談だが、終章で静岡県立大学の伊豆見元を、チクリと批判しているのは個人的に気に入った。
内容は「生情報」レベル
匿名の「証言」がずらりと並んだ本書は生情報に過ぎず、金正日の真相を判断してくれるものではないが、判断する材料の一つは提供している。

自身は「日朝関係筋」「日韓関係筋」とネタ元をぼかす報道を「ほぼ工作機関などの出す偽情報」と批判しているが、「筋」と言う言い方こそしないが、本書もネタ元の所属が分からない情報が多すぎる。朝鮮動向を知るなら、著者は欠かせないウォッチャーの一人だが、生情報を提示しているだけなら「エージェント」に過ぎないだろう。本を書かない朝鮮学者を批判するが、「学者」「ジャーナリスト」であるなら、きちんと自身の分析を施した著作であるべきだろう。
世界中を駆け巡っている。。
金書記の重病説が世界中を駆け巡る中で、
世界のニュースが、重村教授のこの本を取り上げて
死亡説についても言及していたので、読んでみました。

専門でない人間にはよくわからないかなと思いましたが、
わかりやすく、丁寧な文章で、
客観的で中立の立場からの書かれているので
衝撃的な内容を取り扱いながらも、現実感を感じました。

事実かどうかを判断する立場にいない人間にとっては、
そういう可能性も十分あるという、視点・考え方が
非常に面白かったです。

(内容が衝撃の内容なので、身の危険もあるのでしょうか)
むしろ、文章をよく読むと、客観的・中立でない視点から
見ると混乱をきたすような、ちょっとウィットにとんだ
展開であるような気がしました。
本当か?
重村氏の著作をこれまでに読んだことがある読者にとっては、本書は特に目新しいものではない。ただ一点を除いて。それは、金正日は既に死亡している、という主張である。本書出版の直前に、重村氏は『週刊現代』のインタビューに答える形で、「金正日は、5年前に糖尿病で死亡し、それ以後の北朝鮮は、集団指導体制だ。」という説を信用するに至った、と述べている。なにやら、落合信彦的なことを言い始めたな、と思っていると、本書には彼の小説が紹介されており、つい笑ってしまった。私は朝鮮半島ウォッチャーではないが、金正日は生きていると思うし、重村説を信じている専門家は、皆無といっていいのではないか。

本書の出版後、重村氏は再び『週刊現代』に登場し、対談という形式ではあるが、「金正日は既に死亡している。」という主張を繰り返している。それでは、最近、メディアを賑わせている重病説とは、一体何なのか?重村氏によると、ダミー(影武者)が重体なのだという。『週刊現代』での重村発言は、本書との関連が極めて強いため、興味のある方は参照されたい。因みに、今回の対談相手「金正日の料理人」氏も、死亡説を全く信用していない。
金正日はすでに死んでいる?!
金正日の実像を分析し金王朝の今後を予測する本と思ったら裏切られる。
著者の30年来の北朝鮮報道を回顧し、現時点での取材活動の中間報告といった感じの本だ。
新書というよりSAPIOあたりに連載されるコラムのような読後感だ。
もっとも中身は面白い。小泉第1次訪朝は本物で第2次訪朝は影武者!サングラスのときは影武者?
金正日の状態について重大な異変を示す兆候あり、というのが著者の心証。
総連の妨害にもめげず、豊富な人脈を駆使して金正日の実態に迫る。
左翼思考でもない取材スタンスにも敬服する。
後半、著者の自慢話も披露されるがそれほど鼻につかない。
安部前首相が著者を、唯一信用できる専門家だと評していたのも頷ける。