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傷物語 (講談社BOX) |
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傷物語 (講談社BOX)VOFAN 講談社 価格(new/used): 1,365 円 / 813 円 より 発売日: (2008-05-08) アマゾン売上ランキング: 562 位 単行本(ソフトカバー) / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 13件 前日譚化物語の前日譚と言う位置づけの傷物語は、戦場ヶ原も八九寺も神原も千石も出てきませんが、委員長と後の忍野忍こと、伝説の吸血鬼であるキスショットが登場します。 物語としては、単純に主人公のありゃりゃ木(失礼、噛みました)君が、どうして吸血鬼と邂逅し、後々まで怪異として有り続けるのかが書かれています。まあ、見所としては委員長羽川の魅力が一番あったのでは?と思えますがね…… どちらかと言えばバトル小説の趣が強く出ていて、化物語の様な楽しい言葉のやり取りは少な目なのですが、それでも、委員長とのやり取りなど、化物語で感じた主人公の阿良々木が(色んな意味で)ただ者ではない事が感じ取れる一冊です。 西尾氏が、120%趣味で書きました――と謳っている様に、のびのびとした楽しい世界観とでも言うのか、「戯事シリーズ」や「きみとぼく」の様な鬱屈とした物語ではないので、読んでいて鬱にはならない点が良いですね。 化物語を読んで面白い――と感じられた方なら、この傷物語は買って損のない一冊である事は、間違い無しです。特に委員長が好きなら尚更買いです。 羽川希望!化物語の前日譚。暦が吸血鬼にした、してしまった、酷い事とは? 完全無欠の委員長、羽川翼のパーフェクトぶり(危ういところも良い) アロハのおっさんの存在感。 意外なゲスト襲来!などぐいぐい引き込まれる物語でした。 でも、この話はあくまでも忍野忍の前日譚、ここまで書いたなら羽川翼の前日譚も書いて下さい! (ツバサキャットですこし触れられてたけど) 維新には書く責任がある!(と思う) 恐怖(?)のリカちゃんの話は秀逸。「パンドラ」という雑誌に西尾維新の新作が載ると 知っていたがまさかあの阿良々木暦に会えるとは嬉しい限り。 『化物語』でもふれられた彼の過去の話が今明かされる! 本作はあの毒舌少女は出てきません。 だからあの軽快で絶妙な激しいツッコミはあまり見れない。 今回は羽川翼の天然でマイペースすぎる言動に阿良々木くんがやんわりとツッこむ姿が印象的でした。むしろこの話は西尾維新の本当に書きたかったモノなので、物語に重点を置いてる感じです。 で、主なストーリーは吸血鬼を助けることになった阿良々木くんが忍野に相談して解決策を講じるのだが、敏感な羽川にことの一部始終を見られてしまうという話。 今回のみどころはツッコミじゃなく心情面だろう。 羽川さんが真剣に阿良々木くんに助言したり諭したりしてそれを彼が反論したり、吸血鬼の真意と辛い過去など。いろいろなところでその人物の強い気持ちと心の叫びが今作では色濃く表れてます。 ちなみに「お前のダカラが目当てだったんだ!」という叫びは誤爆です。 時系列ではこっちが先。でも化物語から読んでも楽しめます。 西尾維新が趣味で書いたというぐらいドラマチックな仕上がりです! 笑えるのは『化物語』で切ないのは『傷物語』ということなんでしょうね。 笑わない。化物語が陽なら傷物語は陰、なんてありきたりな売り文句ですが実際そうです。 シリアスな展開を推し進める傷物語。笑いは少ないですが、その分は化物語で補います。 本書を読むと化物語がまた読みたくなるから、傷物語はシリアス中心で良かった。 欲を言えば、もっとシリアス全開にしてほしかったかな。 笑いはエロ方面に逃げた思うが、そこは趣味120パーセントなのでご愛嬌。 次はつばさキャットの前日譚、GWの事件に期待。 偽りの吸血鬼と偽りの人間、偽りの言葉。 言うなれば「偽物語」といったところでしょうか。 「借物語」なんていうのも面白いかもですね。 まあちょっと「何故か」を追加しますと、 化物語も傷物語も 「化物」と「物語」 「傷物」と「物語」 をかけている。これは周知の事実です。 そして、この「化物」と「傷物」はどちらも「物」の前の文字に人偏が入っているんですよ。 だから「つばさキャット」前日譚「しのぶヒューマン」は「偽物語」だと思うわけで。 おもしろかったよパンドラ読んだとか関係なし。地方である我が家の地域の本屋ではパンドラ無かった(売り切れ?)し。 話は化物語の前のエピソードで、化物語で度々出てくる春休みのお話。 いや〜、阿良々木君は男の子(漢ではないと思う)だ。それ以上に羽川さんは良い子過ぎる。それこそ残酷なまでに。二人がくっつくだけの十分なフラグがいくつも立ってるのに、それだからこそ、阿良々木君に大事な恩人として認識されてしまったのかな?なんにしても、二人がまごまごしてるうちに、戦場ヶ原ひたぎの電撃作戦にやられたワケだ。 ま、化物語ファンにはもちろん、あまり肩のこらない、楽しい本を探している人に是非オススメしたい一冊。 |