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流星ワゴン (講談社文庫) |
| - 講談社 価格 ¥ 730 | |
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流星ワゴン (講談社文庫)講談社 価格(new/used): 730 円 / 40 円 より 発売日: (2005-02) アマゾン売上ランキング: 1328 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 128件 ネタは古いが、感覚は新しい、傑作。息子の非行、リストラ、妻の不貞。 ひとつでさえ、とても重く、家庭(人生)が壊れていまいそうになる事柄が、 3つも重なってしまう。 死んでしまいたい、と思った主人公は、偶然出会った「流星ワゴン」に乗って、 そうなってしまった原因とも言える、 過去の人生の分岐点(過ち)を確認する旅に出る。 しかし、それこそが、まさに神に与えられたチャンスだったのではないだろうか。 それは、過去を振り返ることで、今という未来を変えるのではなく、 今と繋がっている(これから始まる)未来を変えろ、と。 決して後悔を繰り返すな、と。 同年代の人間として、この物語は身につまされる思いで読んだ、 そして、泣けた。自分の息子を抱きしめたくなった。 主人公の今から始まる未来に、わずかながらも希望の光が見えたことが、 まるで自分のことのように、妙に嬉しく思えた。 文章が平凡評判の良い重松清なので、期待して読んだがイマイチだった。 ストーリーはいいと思う。チュウさんと触れ合うことで主人公が少しずつ親を理解していく過程の描写は丁寧で素晴らしいと思ったし、健太くんが車から降りる最後のシーンなど泣きそうになった。 けれど、全体を通していかにも「いい話でしょ?」と、押し付けてくるように感じた。 妻の行動原理もわからない。彼女の掘り下げをもっとすべきだったのでは。 決定的なのは文章だ。平凡で面白くないのが残念。読んでいて全く発見も刺激がない。 音楽で言うところの、聞きやすく手軽なポップミュージックといったところか。 感動、だけど恐ろしい精神的にばらばらになった家族を何とか再生させようと悪戦苦闘する男の物語。最も身近な存在である家族を我々はどこまで理解しているのか。毎日顔を合わせ、会話をしながら、実はお互いに知らない部分が多い現実の恐ろしさ。そして、血のつながっていない親子が、幽霊になった後でお互いを深く理解するようになるという皮肉。最後に主人公は希望を取り戻しますが、苦い思いの残る一冊でした。 きれいごとじゃないファンタジー読んでいてこんなに胸が痛くなった小説は、初めてだった。 何の問題のない平凡で幸せな3人家族が、誰が悪いわけじゃないのに すれちがって、壊れてゆく。 親なのに子供を助けてあげられなかったり、 子供なのに上手く甘えられなかったり、 それは寂しいことなのだけれど、本書に書いてあるように寂しいと思うことは 人を求めている証拠で、救いでもある。 自分が何よりも感動したのは、本書の主人公が子供の苦しみを見て苦しむことができ、 その苦しみを阻止しようと必死になるところ。 子供の苦しみに気づいていなかった自分を後悔するところ。 同い年になった父親と出会うという展開も、 微笑ましかった。 いじめやテレクラなど重い展開もあるのに、 読後感が暗くない。 むしろ重い展開があるからこそファンタジーなのにリアリティがありました。 本書を、家族ものとして読むだけではなく 人と人とのつながり全てにおける希望を与える一冊として深く心に刻まれました。 今を生きるという事死んじゃってもいいかな、もう・・・。 信じていたものが自分には無くなって。最悪な状況。「死」という生からの逃げ道が頭を掠める。そんな時、主人公は不思議な親子に出会う。ワゴンにのった親子。彼らは5年前に、交通事故で亡くなっていた。 この親子との出会いを通して。後悔の無い生き方を、前をみて生きるということを見つける。 過去から目を背けていたあの時には無理でも過去を変えようとした今は、未来を変える力がある。 主人公と同じ状況に陥ったのなら、きっと、この作品を思い出すのであろな、自分は。 ただ、大人になって読んだ自分には、所詮綺麗事。って思ってしまう感も否めない。素直に読める年頃の子供たちに、是非読んでもらいたい。 |