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煙か土か食い物 (講談社文庫) |
| - 講談社 価格 ¥ 580 | |
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煙か土か食い物 (講談社文庫)講談社 価格(new/used): 580 円 / 125 円 より 発売日: (2004-12) アマゾン売上ランキング: 51268 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 38件 これはスゴイ最初は苦手な感じだ・・と思ってた。2冊いっぺんに買って先に読んだ阿修羅ガールがつまんなかったし が、この圧倒的なスピード感!に乗せられて読んでいったら・・あら、最後らへん、何故か涙ぐんでる私が。。 下品な表現の多い、暴力描写が無意味にある、私の嫌いなタイプの小説に・・。 これは暴力が芸術になってる・・そこまで言うと大袈裟だから暴力が文学になってるって言えばいいのか。 読み終わったあと恍惚感とか快感を感じてしまった。舞城文に酔ったのか、な? とにかく最高でした。最高、二郎最高、・・・そう、とにかく二郎の存在・描写が最高でした。 こんな作家がいるなんてなんなんだ一体。なんでこんなに胸が痛くなるのか? 初めはふざけた小説だと思った。 だが文章に慣れて、物語に入り込めるようになると、あまりのリアルな表現に 衝撃を受ける。 まったくこんな細かい描写ができるなんて、作者は体験者なのか?と思う。 自分のトラウマや、劣等コンプレックスを強烈に刺激され涙が出た。 まだ再読できる自信はないが、この本は私の宝物だ。 マイジョーありがと。 俺は俺の価値を上げなくてはならない。ハマる人はどっぷりハマるし、 ハマらない人は全然ハマらないだろう作品。 すごく面白いけど、これはずるい。面白くてずるい。 妙に小気味良くテンポが良いからすらすらーと読んでしまうけど、 重要なことがこそーっと隠されている。 ミステリーとして期待するのは間違っています。 ちょっと頭がおかしかったり、ぶっ飛んでたり、 泥くさかったりする物語を希望される方は是非。 歯を食いしばって自分のことや他人のことに必死になって、 もがいてもがいてもがいて、明日を信じてみたり、愛を誓ったり そういう熱さが込められた小説です。 文学を破壊せよ340ページに上る長編にもかかわらず、ほとんど改行なし。字びっしり。 でもマシンガンをぶっ放しながら駆け抜けるようなスピード感、爆走感、圧倒的なスピード感。圧倒的な破壊力。そんな文章。 彼の作品は賛否両論ハッキリ分かれるみたいだが、それもそのはず。 一見全然文学的じゃなくて、無茶苦茶なんだけど、その「無茶苦茶さ」が一貫して続き、完結する。しっかり収まる。 それが凄い。 ストーリーは一応ミステリーなんだろうか? が。 ミステリとして読むと、突っ込みどころ満載と言えなくもないし、ほんとの「ミステリー好き」は憤慨するかも。 でもそんなこと一切気にならない凄まじいパワーを感じ、多少(と言うかかなり)強引に氾濫分子のように溢れ出る登場人物を、終結に近づくにつれて一気にまとめ上げちゃう力はさすが。 こういう部分は阿部和重の『シンセニア』に似た力を感じる。 でもこれあくまでも彼の「デビュー作」ですから! 物語の大半は暴力的。とにかく暴力的。 でもその根底には愛がある。 小説としてのエンターテイメント性もある。 これは短編集『熊の場所』にも通ずる。 面白い新鋭作家を久しぶりに見つけた。 その名は舞城王太郎。 そんな彼に注目して行こうと決意した夏の日でした。 家族の物語家族は形はどうであれ、濃い、熱いもので結ばれている。それを普通の小説では危機を共に乗り越えることを通して描いたりする。『煙か土か食い物』は、憎しみや恨み、暴力で描く。家族は何があっても切れないし、他人が見たら全くわからないけれど、特別な思いや歴史がそこにある。いいとか悪いとか、そういう問題ではない、与えられてしまった、背負っていくしかない関係、それが家族だ。 いままで出会ったことのない文体。これでもかといくらいの暴力描写は、衝動的で、ドライブ感満点。正直、気持ち悪くなって、続けて読めないこともあった。 連続事件、二郎のこと、おじいさんのこと、次々と話が広がっていって、どうまとまるのかと期待が高まったが、結局整理されず、尻すぼみ感は否めない。 |