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高杉晋作〈上〉 (講談社文庫) |
| - 講談社 価格 ¥ 540 | |
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高杉晋作〈上〉 (講談社文庫)講談社 価格(new/used): 540 円 / 176 円 より 発売日: (1997-09) アマゾン売上ランキング: 42748 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.0 / 総数: 5件 選び抜いた言葉により簡潔に描かれる高杉晋作の生涯著者の池宮彰一郎の作品はいままで読んだことがなかったのだが、この本を読む限り、日本語の使いまわしに長け(聞いたことのない言葉がいろいろでてくる)そして、文章やセリフが簡潔で、余計なことは言わぬと調子で、テンポがあり、読みやすいのだけれど、個人的にはもうちょっと味のある人物描写や状況描写がほしいと思った。 この他言無用の調子が高杉晋作からくるものなのか、それとも著者からくるものなのか、さだかではないけれど、こんな調子で本当に人がついてくるものなのかはちょっと疑問だ。歴史的に見ても長州藩の外には一歩も踏み出さないという信念を貫いたことと、維新の前に病死してしまったことが、彼を、西郷隆盛や坂本竜馬ほどの有名人にさせなかったことにつながるのだろうけれど、いかんせん、自分自身の勉強不足もあり、彼がどれほどの人物だったのか、本作品を読んだ後もあまり強くは感じなかったというのが正直な感想である。 ただ、吉田松陰から始まる尊王攘夷から開国、そして維新にいたるまでの、藩の動きや、列強とのやりとりを学ぶ上では非常によい本だと思う。 高杉晋作この本のすごいと思うところは、高杉の数々の伝説をことごとくを「ありえない」と一蹴しているところ。しかし、余計な逸話を除いても、高杉の生き様が印象強く描かれている。司馬遼太郎の紀伝体調に通ずるが、むしろ主人公そのものを過剰過小する余地のない文章が登場人物を輝かす好例の作品と言える。 ”志”は時代を動かす若くして才能を開花させながら、明治維新を見ることなく死んで いった英雄。そしてその名も、坂本竜馬などとは比較にならない程 知られていない。 しかし、その功績はとてつもなく大きい人物。一度読んでこの人物 のファンになった。 吉田松陰の高杉晋作の評価が素晴らしい 君の詩の才能は久坂に及ばない。理由は、君の詩には”志”がない。 久坂には強い”志”がある。君は、素晴らしい才能を持ちながら、 ”志”とは、人間に磨きをかけ、成長を加速させる。
”志”は時代を動かす若くして才能を開花させながら、明治維新を見ることなく死んで いった英雄。そしてその名も、坂本竜馬などとは比較にならない程 知られていない。 しかし、その功績はとてつもなく大きい人物。一度読んでこの人物 吉田松陰の高杉晋作の評価が素晴らしい 君の詩の才能は久坂に及ばない。理由は、君の詩には”志”がない。 久坂には強い”志”がある。君は、素晴らしい才能を持ちながら、 ”志”とは、人間に磨きをかけ、成長を加速させる。
維新回転の魂司馬遼太郎の「世に棲む日々」と比べて読むと面白い。 司馬の主人公に対する独特の俯瞰的距離感と小説としての面白さに比べ、池宮作品は、様々な俗説の混じる中で史実に迫ろうとする直線的な仕上がりになっている。維新回転は、大きな歴史の流れの中では必然と言えるが、具体的な事象としては、高杉晋作と、彼の持つ「運」や「天賦の才能」なしでは起こりえなかったと納得させられる。 筆に勢いがあり、一気に上下巻を読ませてしまうパワーとテンポ感を持った快作だ。 |