のんのんばあとオレ (講談社漫画文庫)

- コミックス 価格 ¥ 683
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のんのんばあとオレ (講談社漫画文庫)


コミックス

価格(new/used): 683 円 / 328 円 より
発売日: (1997-07) アマゾン売上ランキング: 21273 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 10件

ええ思い出をもらったな
幼い頃に聞いた怪談話。
想像していたあの世のこと、幽霊のこと。
私が育った時代とはだいぶ様子が違うのだが、
どこか懐かしい気持ちを共有できる。

現代と比べると、非常に生きる努力が必要とされると感じた。
幼い友人ははしかで亡くなり、
ガキ大将は大阪へ丁稚奉公へ出される。
ガールフレンドは神戸へ売られてしまう。
そんな生活のはしばしで、妖怪との交流が生まれている。

妖怪が「オカルト」と横文字で語られてしまうとずいぶん味気ない。
科学的な側面からでしか語られないのと同様である。
人々の暮らしや生き死にとセットで語られると
すとんと腑に落ちた。

しげるの父の言葉が心に残った。
好きだった女の子が死んでしまい、悲しんでいるしげるに向かって
「その悲しみは宝物だ。
ええ思い出をもらったな。」
真実に向き合う姿勢
 これはまぎれもない子供の世界である。しかし感動するのはやはりある程度の大人ではないかとも思われる。偏見があるとなかなか難しい漫画である。偏見の少ない大人は少ないので、さらに水木作品は難しくなっている可能性がある。
 それでも「のんのんばあ」は理解されやすい作品ではある。非常に厳しい面と哲学的な面が上手く表現されていて、ちゃんと面白いという味付けは、奇跡的である。
 ばあさん自体がなにより素晴らしいが、お父さんだって素晴らしい。大人としてはかなり怪しい人ではあるけれど、このように子供に愛される人であるのは羨ましい。子供から見た大人の鑑なのではあるまいか。
 この話はファンタジーであるけれど、真実の話だと思う。子供の世界は真実がなければ誰も相手にしない。いまさらながらに、そのように思ったのである。
水木さんのルーツはここにあった
水木少年をかわいがってくれたのんのんばあのお話が
その後の水木さんが描かれた妖怪の世界を築いてくれた事が
よくわかる一冊です。
子供にとって不思議な現象をもっともらしく解説してくれるのんのんばあ。
まっくろくろすけのお話をしてくれた「となりのトトロ」のおばあちゃん。
昔は近所にこんなおばあちゃんがいたなあと懐かしくなりました。
もっとも、のんのんばあは生き方もお話も迫力満点、
ワンランク上の存在感です。
ガキ大将の水木さんと一緒にのんのんばあワールドに浸ったあとで
映画「妖怪大戦争」を見てみると妖怪に対する気持ちが優しくなります。
☆五つじゃ足りないくらい!
のんのんばあ、しげーさん、父親、兄弟、ともだち、千草、美和、妖怪たち・・・
出てくる人々(モノ?)の全てが魅力的でストーリー性も抜群!
古きよき時代として失われてしまったものを憧れるもよし
その裏にあるもの、例えば貧困、戦争などを考えるもよし
なかでも終わり方が必ずしもハッピーエンドでないところがよい
しげーさんが悩み、考え抜き、それに対して周りが放つ静かで、熱い「語り」を是非聞いてみてほしい、そして考えてほしい

私の中での永遠となった作品のひとつ

しげる節の真骨頂
この漫画には水木しげるを語る上で必要なものが全てそろっている。だから水木しげるを知らない万人に向けてこそ素晴らしいものであるといえる。その水木しげるを語る上で大切な要素とは、私が思うにユーモア、名言、そして妖怪の三つである。

こんなお婆ちゃんがいたらそら好きになるよなぁ。