私のウォルマート商法―すべて小さく考えよ...

Sam Walton - 講談社 価格 ¥ 987
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私のウォルマート商法―すべて小さく考えよ (講談社プラスアルファ文庫)

Sam Walton
講談社

価格(new/used): 987 円 / 89 円 より
発売日: (2002-11) アマゾン売上ランキング: 20670 位
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[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 12件

よい人生を送るために目を通しておくべき本の1冊
スーツ姿でWAL-MARTの野球帽をかぶったサム・ウォルトンの表紙の見るとよく
ある成功者の後付の美化されたサクセスストーリーなのではないか、あるいは
著者の文字通り「安売哲学」の話なのではないかと思うのは無理ない。

 しかし、この本はそんな第一印象とはまるで違ったすごい本だ。参考になる
というようなことばでは軽すぎて心から感動できる。ビジネス書をこえて、より
よい人生を送るために目を通しておくべき本の1冊であることは間違いない。

 ウォールマートというと、昨今の日本では日本の流通市場支配を虎視眈々と
もくろんでいる外資企業というイメージが定着しているが、こういう人が
こういう考え方に基づいて育ててきた企業であるということは理解しておいて
損はない。ある意味で、非常に日本的な経営哲学を持って生まれてきた企業
なのだということも理解できた。

 ビジネス書をあまり読まない方にもぜひ一度目を通していただきたい話が
満載の1冊です。絶対おすすめの一冊です。

 ハードカバーの「ロープライスエブリデイ」とは原書は同じですが、訳が
異なります。
すべての法則を破れ
鈴木貴博氏の「会社のしくみは変えられますか?」に引用があったので、
手にとって見た。

著者のサム・ウォルトンは、一代で世界最大のディスカウントストア、ウォルマートを築いた伝説の経営者である。日本で言えばダイエーの中内功氏にあたると思うが、なにしろアメリカだから桁外れにでかい。ヨーカドーとイオンとダイエーと西友を全部足して2倍しても、ウォルマートの売上げにはぜんぜん届かない。そういう大企業をたった1店舗から作りあげていったのがサム・ウォルトンである。

内容は彼の自伝と経営哲学が半々、といったところ。20世紀最高の経営者と称されたGEのジャック・ウェルチはあくが強くて好悪相半ばする印象だが、それに比べるとサム・ウォルトンは型破りな行動力をもちながらも性格は実直、生活は質素、親近感を与えるキャラクターである。

巨大な企業を経営するコツは「小さく考える」ことであるという。
具体的には以下の6点。
・一店ごとに検討する
・意思疎通は組織の命である
・現場に足を運ぶ
・現場に責任と権限をもたせる
・現場から改善案を出させる
・組織をスリムにし、官僚化と戦う

サム・ウォルトンは自分の経営手法がベストではないといい、同業者の良いところを常に真似し自社に取り入れ続けた、という。その謙虚さと、次々と湧き出る商売のアイディア、そして自身で飛行機を飛ばして全国の店舗を見て回るマメさ、従業員への優しさ。そういった彼の持つすべてがウォルマートの奇跡の成功を生んだのであろう。
カリスマといえばカリスマ、誰にも真似はできないが、とても身近で爽やかさを感じるカリスマである。一読をぜひお勧めしたい。
地道が大切
仕事などしているとついつい派手になりがちになりますが、ずっと自分の基本形を維持している事が巨大企業になって同じだという事がわかった事は重要だと思います。今の時期に派手になりすぎて形ばかりを追った粉飾などがあるがサム哲学に見習う事大きいと思います。
商売のエッセンスがぎっしり
バリュームはかなりありますが、ウォルマート創業者、サム・ウォルトンの生き様を、家族や社員が語っていくストーリー。私は小売業に携わっているので、商売人としてあるべき姿勢や商売のノウハウなど学ぶべき要素がタップリでした。商売に興味をお持ちの方にはおすすめの1冊です。
経営哲学、それに基づく手法がうまくまとめられています。
大変読み応えのある本で、最後にはすっかり読み終えること自体がさびしくなるほど充実した本でありました。
 さて内容のほうですが、サム・ウォルトンの生い立ち、起業から時間軸に沿ってウォルマートが発展する様子が描かれています。物流システムや在庫、販売管理システムなどがどういう考えの下構築されていったなどを詳細に知ることができます。そして私が一番注目したのはウォルトン社長の泥臭い性格、手法です。「他店からの従業員のスカウト」「卸業者を飛ばし、直接仕入れをメーカーに掛け合う」「ライバル店出店をかぎつけ、予定地を先に高い金額で買い取り、出店を阻止」「他社の店舗を訪問、良いところは徹底的に模倣」「他店で販売員を質問攻めにし、メモや録音機器で徹底的に情報を吸い取る」など、日本の商慣習ではダーティとも思えるやり口がこれでもかこれでもかと記されています。そして仕入れ業者を相見積もりにして買い叩くさまなどを知るに及び、正直すこし不愉快に感じたりもしたのですが、これも「お客様に安く品物を売るということはお客様の利益を守ることであり、お客様を代表してできる限り安く仕入れることに最大限の努力をする」という考えを知り、目から鱗が落ちるような思いをいたしました。
くどくどと説明を致しましたが、読み物としても、ビジネスの参考としても非常に良い書だと思います。