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図説 日本妖怪大全 (講談社プラスアルファ文庫)講談社 価格(new/used): 1,365 円 / 1,000 円 より 発売日: (1994-06) アマゾン売上ランキング: 16834 位 文庫 / 通常24時間以内に発送 [ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 10件 ご本人自体が既に妖怪化している妖怪といえば水木さんである。 もうご本人自体が既に妖怪化している。 その水木さんの代表作といってよいのが本書であろう。 1991年に単行本として発行されているが、僕が持っているのは文庫版。 以前書店で単行本を見かけたことがあったが、買っておけばよかったと今でも後悔している。 結構大判のしっかりした装丁だった記憶があるが・・・。 内容はひとことで言えば妖怪事典。 425の妖怪たちが、見事なタッチで描かれている。 小豆洗い、油すまし、あかなめ、一本ダタラ、鎌鼬(かまいたち)、座敷童子(ざしきわらし)、さとり、土転び、泥田坊、ぬらりひょん、震々(ぶるぶる)、枕返し、蛟(みずち)、目々連(もくもくれん)、呼子・・・・。イメージ湧きます? 幼いころ目にした、耳にした妖怪たち、現在TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」にも出てくる妖怪たちである。 これらのオドロオロドしい、ときにはグロテスクな、ときにはユーモラスな、けれど精密に描かれた妖怪たちや背景と、水木漫画に出てくるキャラクターが妙にしっくり馴染んだ絵は、それは、見事なものである。 妖怪ファンには(いまさら言うまでもないが)必携の一冊である。 妖怪辞典というには…。続編「図説妖怪大鑑」とのセットで“妖怪辞典の決定版”を謳っている。400体以上の妖怪を精緻なイラストと解説文で紹介しており、その質量には圧倒させられる。だが内容には不満が多く、妖怪好きに対しても薦められるかは微妙なところ。まず、妖怪の定義をきちんとしておらずあやふやなままにして逃げている。またそれに起因して、本来妖怪とは呼べないようなものも多く収録されている。妖怪の定義については専門家でも明確な定義を示すことが難しく、あいまいにせざるをえないというのはまだわからないでもないが、それにしてもページごとに異なる説明をしたり(一例:クネユスリでは「妖怪は誰がひとりが作ったり言い張っているだけではだめで、大多数に認知されたものしかそうは呼べない」と言いながら、鳥山石燕の創作とされる「文車妖妃」を堂々と掲載)、明らかに説明不足やこじつけ、著者の独りよがりと思える意見やエピソード(例:「オゴメ」「ノウマ」の出雲の古代霊、「白坊主」の宇宙人、「ひょうすえ」の妖怪青年など)を投げっぱなしのように書き散らしている箇所が多く、目に余る。このような矛盾点や説明不足等の悪癖は続編「大鑑」ではさらに程度がひどくなっている。このシリーズはあくまで「著者個人の意見・考え方を提示している」という解釈で読むべきで、ここに書かれている内容をそのまま鵜呑みにするべきではない。妖怪初心者(?)が妖怪を知るための資料として読むのは危険で、それが目的なら必ず他の本と併せて読まないと、この本だけでは誤った(偏った)知識や先入観を持ってしまう恐れ大。「大鑑」ほどは内容が破綻していないので、これから読む場合ははじめにこちらを読むことをお薦めする。 巨匠・水木 しげるによる妖怪図鑑巨匠・水木 しげるによる妖怪図鑑 ゲゲゲの鬼太郎の世代には懐かしさを感じさせるものがあります。 妖怪といえば、得体の知れない魔物だと思われがちですが、 いがいと人間ぽいところもあったりするものです。民俗学的な価値もある本です。 読み物としても楽しい妖怪図鑑昔から水木ワールドと妖怪が好きで本もかなり買いましたが、これはおすすめです。425もの妖怪が、水木先生の精緻な描写と各地の伝承を中心とした解説で生き生きと描かれています。 確かに字は少し細かいですが、背景の描写は驚くほど精密で、妖怪や人間は単純な線で描く先生独特の画風が堪能できます。解説も全国各地の怪談や伝承、言伝えが豊富に収録されており、民俗学的にも価値が高いと思います。 何より、怪談集のようで読み物としても楽しく、仕事に疲れた時や現実を忘れたい時に手元にあると、癒される本です。 妖怪への親しみがいや増す図鑑妖怪に目がないモノにとって、これは猫にマタタビ、狐に油揚げのような本。文庫本一頁もしくは二頁にひとつ、全部で425の妖怪が、あいうえお順に紹介されている図鑑。 一頁の時は、上・五分の二に妖怪の挿絵、下・五分の三にその妖怪の来歴、説明文が掲載されている。見開き二頁のものはぐっと少なくなるがその場合は、左・五分の三に妖怪図、右・五分の二に解説文が載っている。「がしゃどくろ」「ぬらりひょん」「二口女(ふたくちおんな)」「飛頭蛮(ろくろくび)」などがこの見開き二頁もので、ほかと比べて一段、迫力が増している。 妖怪図も魅力的だが、著者の妖怪への愛を感じる説明文がまたいいのだ。その妖怪の謂れ(いわれ)や特徴、エピソードを嬉々として語る著者の姿がシルエットのように浮かび上がってくる。ぱらぱらと頁をめくって読んでいて、ちっとも飽きない。「鉄鼠(てっそ)」と「手の目」が並んで載っていたり、「魍魎(もうりょう)」と「目々連(もくもくれん)」が隣り合わせになっていたりするのも楽しい。 |