猫にかまけて

- 講談社 価格 ¥ 1,680
home書籍CDDVDゲームソフトウェア家電キッチンおもちゃ・趣味
猫にかまけて


講談社

価格(new/used): 1,680 円 / 805 円 より
発売日: (2004-11-16) アマゾン売上ランキング: 45448 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 26件

マチダさんと猫
筆者・町田康=マチダさんと、同居している猫たちとの日常。

元々が徹底的に物事を観察しまくるマチダさん。
日毎に、ずぶずぶ猫に【かまけて行く様子】を時にユーモラスに、
時にシリアスに描き切っている。町田流【猫学】!!とすら言える位に。

猫と人間との違いを、見詰め、愛し、受け止め。猫から様々な生き方を学び取る真摯な姿勢。

そして、「(出来ることなら)猫を1人、2人と呼びたい」。
が、反論もあるだろうからと、「1頭、2頭と呼ぶことにしよう」とする辺りからは、
流石パンク侍!心意気が感じられた。

猫好きであろうと、なかろうと、生き物としての猫を知ろうと思う全てのヒトに、
先ずは1度読んで貰いたい名作。
愛猫ものがたり
町田氏の猫への愛情が面白ろ可笑しくもひしひしと伝わってきます。 
文体が相変わらずの町田節なのもいい!
どんな時でも猫へのまなざしは愛情たっぷりです。
猫を通していろいろなメッセージが伝わってきます。
町田氏の小説を読んだことのある方はもちろん、猫好きな方なら誰しも
心がゆるゆるとほどけてしまうでしょう。

町田康と猫。
面白くない訳がない。
ファンじゃなくても、猫好きじゃなくても、いい本です。
私自身は猫を飼ったことがありません。
逆に犬や鳥など、猫とは相容れない動物達と一緒に暮らしてきました。

そして町田康さんについても、知ってはいるものの、
好んで買いあつめ、読み漁ったようなことをしたことがありません。
いわゆる「ファン」のカテゴリに入っていないです。

そんな私がこの本を手にとったきっかけは、
雑誌FRaUに掲載されていた「猫のあしあと」の出版時インタビューで、
町田さんが話していた一言でした。

猫と暮らしていて毎日楽しいから、
この日記も面白おかしい出来事ばかり、
ずっと書くことになると思っていた。
でも違った。

このようなことを町田さんは語っていました。
そのセリフにひかれて、「かまけて」「あしおと」の両方を購入しました。

結局猫を飼ったことのない私が、読んでいる間中感情移入しっぱなし、
泣いたり笑ったりしっぱなしでした。
作者の気持ちになる、とかそういうことではなく、
大好きな動物と一緒に暮らしたことのある人なら誰でも持つ様々な感情を、
静かに、でも確実に、突かれました。

猫はもちろん文鳥でも、犬でも、愛し、慈しんで、
一緒に暮らした経験のある人なら、誰でも読んで損をしない本だと思います。
そして亡くした時の気持ちや、亡くした後のわだかまっている感情が、
少し救われて、豊かな感情を持ち続ける強さをもらえる気がします。
いい本ですよ。
独りで読む事をおすすめします
猫好きなだけに「猫」と言うことばに惹かれて、初めて町田 康さんの本を読みました。
職場でなにげに読んだら、完全に情緒不安定の人間にしか見られない状態になってしまいました。
くすっと笑い、涙あり、生き物を死ぬまで生活するという事を考えさせられる本でした。
特にヘッケとココアの話は淡々とした文章だけに、そこに押し殺された感情が感じられて、
涙が止まりませんでした。
かまけちゃって下さいな
小説で見せる荒々しさとはまた違った町田氏の一面が見られる一冊。もう猫ちゃんたちのためなら何でもしちゃいます、という感じの溺愛っぷり!
町田氏特有の落語調で訳された猫語もいとよろし。それぞれの猫の性格をつぶさに観察、怠慢でお調子者(失礼!)のゲンゾーと著者のやりとりはまるで漫才ですな。遊び好きでいたずらっ子のナナ、貫禄充分のココア。気位の高いヘッケに至ってはすっかり町田氏が“しもべ”状態…。ふふふ、よろしいですな、実によろしい。
そしてなんといってもこのタイトルである。「猫にかまけて」。猫ライフにすっかり浸かっている自分自身をわかっているからこそのタイトル。そうしてかまけながらも、猫たちから人生における大切なことを「教わっていっている」と感じている著者の視線は限りなく真摯である。そういった意味からも、普段の私たちを顧みさせられる一冊だと思う。
猫好きに悪い人はいません。この際、町田家の猫になって町田さんに『みなし児のバラード』を歌ってもらいたい!