ICO-霧の城- (講談社ノベルス ミH...

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ICO-霧の城- (講談社ノベルス ミH- 1)


講談社

価格(new/used): 1,334 円 / 516 円 より
発売日: (2008-06-20) アマゾン売上ランキング: 65026 位
単行本 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 3.0 / 総数: 9件

えーと
小説だけ読むなら遜色ないでしょうが
そもそもICOの小説化ってのが無理があったと思いますね
本当に残念ですよ
迷わず原作ゲームから始めてください。

この宮部氏の小説の評価は、他の多くの方と同意見です。私自身、宮部氏がどういう風に話を膨らませてくれるのか、胸を高まらせていたものです。

しかし。

●なぜ、ゲームらしくない輝きを放っていた原作ゲームを、「わざわざ」いかにもなゲーム風の話に書き換えたのか

わざわざ原作の良い部分、類稀だった部分を全部ありきたりにしてしまったなら、もはや内容の好き嫌い以前の問題です。なぜ「少年と少女そのもの」を見せていたドラマに、小説はまるでドラえもんがポケットから道具をだすかのように安直なアイテムを登場させてしまったのか。

●原作は、主人公のイコが善だとは決めていなかった。

原作では、12、3歳の少年が、幽閉されていた少女を「助けてあげたい」と、ただそれだけ思います。
それはもしかしたら本当は、周りの事情が分からない少年の独善的なエゴである可能性だってあるんです。でも、12、3歳くらいの少年の正義感て、そういうものじゃないですか。周りを省みないくらい実直じゃないですか。だからこそ、人間くさいんじゃないですか!
小説では、主人公は最初から、みんなを救うための善のヒーローです。幼い少年なのに。
「どちらが善でどちらが悪か」なんて、読了後の読者の各々に色々考えさせるほうが楽しいと思います。

●原作は、「帰る希望」はなかった

原作では、主人公には初め、ハッキリした希望はありませんした。しかし少女と出会い、「この少女を助けたい!」という一途な感情が、自分の脱出の動機になっていきます。そういう純粋な話です。
なのに小説では、言ってみれば「ボスを倒すために城に行く」のです。これだけでもう、ありきたりなゲームっぽい話。ああ、ガッカリ...。

小説化するにあたっても、原作の持つきれいな心理描写のほうを膨らませることは、宮部氏の力量なら十分できたと思います。

結論としまして。こういう話自体は、それはそれでいいと思うのです。
でも、なぜ! わざわざ!「ICO」をこういう話にしてしまったのか、宮部さん!!
霧の城、蘇える
作者の想像力と物語の上手さに感服。昔挫折したこのゲームにもう一度挑戦したくなった。
ゲームは知らないが・・・
PS2の「ICO」のノベライズと言うことですが、元のゲームを知らないので、どこまでゲームに忠実に描かれているのかは解りません。
でも、作者の詳細に渡る描写は流石で、トクサの村、忘れられた城塞都市、そして「霧の城」と、その総てがビジュアルで見ているような感覚に襲われます。
その一方で、ストーリー的にはゲームの進行を追っているのでしょうか、従来の作者の作品のような重厚な構成はありません。
でも、作者がいかにこの「ICO」の世界観に魅了されているかは、良く伝わってきます。
作者の新たな面を見たようで、楽しい作品でした。
こういうものは
ゲーム本編とは別ものだとはっきり割り切って読むべきだと思います。
何より書かれた本人がそう言ってますから。




一つの作品として見れば、少々訳がわからない所はあるもののとてもよくできた作品だと思います。
ただ合う人合わない人がいる様です。