百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)

- 講談社 価格 ¥ 1,365
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百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)


講談社

価格(new/used): 1,365 円 / 42 円 より
発売日: (2004-07-06) アマゾン売上ランキング: 80607 位
新書 / 通常24時間以内に発送
[ユーザーによる評価] 平均評価: 4.5 / 総数: 41件

最強で最凶の莫迦は榎木津ただ一人!!
【薔薇十字探偵団が撃砕する3つの怪事件!!】

どす黒く、暗い、重〜い雰囲気で知られている京極夏彦作品。
その中でも有名な妖怪シリーズの番外集と聞いたので購入しました。
番外シリーズがまたあるようですが、これが初めての番外です。
しかも主軸となるは薔薇十字探偵団!!我らが榎木津!!
なんて言ったら「何を言っているんだ下僕!!」なんて言われそうですが。w

厚さは狂骨の夢くらいで、全3話。
それでも1話がそのまま一つの小説でもいいほどの量。
主人公は平々凡々、人畜無害と称される図面引きの本島。
妖怪シリーズでは関口と同じ位置にいるようなキャラで、不憫にも思いとは裏腹に探偵団の事件に巻き込まれてしまいます。

妖怪シリーズとはうって変わって、この番外編では明るくコメディ風に仕上がっています。
あの榎木津のはちゃめちゃ具合を一層際立っているため、読んでいる内に苦笑いを浮かべてしまう。でも面白い。
そんなコメディ調ではあっても事件の一つ一つはちゃんと組み立ててあり、京極堂が嫌々ながらも登場します。
この作品の中では京極堂もちょっとハメを外していて(?)、榎木津と策を弄したり何だかんだで参加。
また大笑いをするといったような、本編では想像出来ないような場面も盛り込まれています。
最後には榎木津の意外な一面を見ることが出来たり。
事件は事件で、主人公が疑問符を浮かべながら榎木津に翻弄され何やかやとやっている内に解決してしまうという、何だか力任せな展開ですが。ww

こんな文章じゃ分からないとは思いますが、事件の内容のみならず、登場人物のあれこれに大満足することが出来る一冊でした。
妖怪シリーズファンなら手に取ることをお勧めします。
榎木津のキャラ
傍若無人な探偵のキャラ作りに苦労している模様。同シリーズ「雨」の「なあに」くらいまでは笑えるが、「にゃんこ」には失望した。結局最終的に「善悪を超越した自称神」を描き切れず「所詮人間」にまとめてしまった。「神キャラ」で展開していくのは作者にとっても疲れるとは思うが、残念。他シリーズへの意外なリンクがあり、今後の壮大な展開に少し期待。
小市民の吐露
番外編榎木津シリーズ第2弾。前作同様面白い。民族学な薀蓄も感心する。「今昔続百鬼」もそうだけど、文体の面で作者のおふざけモードがさらに加速している気もする。普通人の主人公が誰もが心に思っても口に出さない毒を文章でしつこく主人公に吐露させているのでそうなる。まあ変な例えで言うと、ドラえもんに人の考えている事が分かる機械を借りて「今昔」や「本作」の主人公の頭の中を見ている様な部分が多いから作品が長くなる。凡人の主人公達は心の中で思うだけだけど、榎木津はそれをそのまま口にする。三話目の「面霊気」でのテーマは「仮面」だけど、それを踏まえてこの話を読むと榎木津が神や妖怪の如き者から一気に普通の人として感じられるでしょう。作品のテーマ上そういうオチになるのは必然だったが、個人的には榎木津のキャラを少し確立させてしまった気もして心配にもなるが、中々感動的なラストになっている。
引き続き爽快
百器徒然袋シリーズの第二作
あいも変わらず榎津探偵大活躍!!
「邪魅の雫」のラストも含めて、少しキャラが変わったかな?
時間の経過と共に大人になったのかもしれないが、そんな榎津は見たくない!!

そうはいっても快刀乱麻を断つ活躍は相変わらず。
事件を「壊し」まくってます。
前作を読んだ方、期待は裏切られませんよ。

すべての榎木津ファンに
榎木津の下僕になりたいと願う榎木津ファンにとっては、もう本当にたまらない作品。暗い中善寺の妖怪ものよりこちらをメインにしてほしいです。榎さんの微妙な優しさが感じられる3作目のラストはちょっと感動モノです。